花吹雪御存じ七人男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
花吹雪御存じ七人男
花吹雪御存じ七人男
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花吹雪御存じ七人男

1954年3月24日公開、91分、時代劇
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旗一兵の原案から「大阪の宿」の八住利雄が脚本を書き、「花祭底抜け千一夜」の斎藤寅次郎が監督している。撮影は「慶安水滸伝」の服部幹夫である。出演者は「花祭底抜け千一夜」のアチャコ、堺駿二、伴淳三郎、田端義夫、打田典子、「秩父水滸伝」の月丘千秋、「濡れ髪権八」の嵯峨美智子のほか、歌舞伎の中村時蔵の四男中村錦之助が出演している。

ストーリー

造船奉行の汚職やら経済安全会の跋扈やら、昔も今も変りばえのない世の中である。ここ江戸の鉄破長屋に住む船頭の七之助、鋳かけ屋の松、髪結の新三、女形役者寿美、それに法界坊らは飲屋「かっぱ」のお富を囲んで、せめてもの辛い浮世の憂さを晴らそうとしていた。ここに働くお菊の父は仁王の兵蔵にアブナ絵を売って生計を補っているが、お菊は父がアブナ絵書きを止めて好きな絵を書いてくれるよう一生懸命働いていた。そんなお菊に新三は特別な気持を寄せていた。兵蔵は矢場を経営しながら傍ら「経済安全会」を設けて人々の金を捲き上げる悪辣さに長屋の連中からはゲジゲジの如く嫌われていたが、この度は長屋を買い取って「かっぱ」を赤線区域にするという計画を兵蔵が立てた。生活を不当に圧迫された長屋の連中とは将に一触即発の対陣。今まで風来坊のコウモリ安だけはどっちつかずに両方に顔出ししていたが、さすがに憤懣を覚え単身殴り込みを掛ける。継母に冷い仕打ちを受けたという同じ境遇に同情して流れ者の与三郎とお富は結ばれるが、お富は借金のカタで矢場の芸者に取られた。たまたま二人は逢曳の場を兵蔵の乾分に掴まった。しかし丁度現われた安と駈けつけた長屋の人々の活躍で二人は救われ、兵蔵一家は追放され、造船汚職でアブナ絵を海外に売り込もうという兵蔵の計画も挫折した。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年3月24日
上映時間
91分
製作会社
新東宝
ジャンル
時代劇


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