東尋坊の鬼:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
東尋坊の鬼
東尋坊の鬼
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東尋坊の鬼

1954年9月28日公開、82分
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講談倶楽部所載の原作を小川正が脚色し、「鞍馬天狗 疾風八百八町」志村敏夫が監督、「鶴亀先生」の平野好美が撮影を担当する。出演者は「此村大吉」の田崎潤、「黒い潮」の左幸子、「大岡政談・妖棋伝 (前篇) 白蝋の仮面」の藤田進、「娘ごころは恥づかしうれし」の鮎川浩、他に木戸新太郎(キドシン)、柳永二郎、鳥羽陽之助など。

ストーリー

福井県三国港に近い東尋坊岬を境界線とするA集落とB集落は昔から争を続けていた。その東尋坊の仲で、百屯の帆船若潮丸が時化にあって沈没し、船の積荷の奪い合いで、また両集落の間は険悪となった。B集落民がアンカーの引揚作業に夢中になって境界線まで来ると、そこに立ちはだかっていたのはA集落の鬼娘の異名を誇る美代であった。女一人とみて殴りかゝったB集落の連中は、美代の兄で東尋坊の鬼と呼ばれる鬼平が暴れたので、這々の態で逃げ帰った。大阪の共同サルベージKKは若潮丸の船主から沈んだ四十馬力のエンジンを買いとり、引揚作業に潜水夫の新吉、現場監督の桜井を派遣した。サルベージは現地民の協力を望んだが、漁村民は好感情を抱かず、両者間には事々にごたごたが起る。作業に協力したたこ松は、一戸当り一万円の損害賠償を請求して非協力を決めた集落民から村八分を受けるが、美代の心は腕も度胸もある新吉に次第に惹かれていった。鬼平は新吉に闘いを挑み大格闘となるが勝負はつかなかった。翌日引揚作業の為に組立てた三又を集落民がぶち壊すという騒ぎの中に荒れ出して来た天気の為、鬼平の新しい海光丸が荒波にもまれて危くなったが、潜水服に身を固めた新吉は見事に海光丸の危機を救った。「いまいましい野郎だが俺の負けだ、何でもくれるからもって行け」鬼平の声を背に新吉は、顔をあからめ逃げてゆく美代の後を追っていった。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年9月28日
上映時間
82分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社