右門捕物帖 まぼろし変化:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
右門捕物帖 まぼろし変化
右門捕物帖 まぼろし変化
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右門捕物帖 まぼろし変化

1954年9月6日公開、64分、時代劇
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佐々木味津三の「右門捕物帖」を、「風流あじろ笠」の丸根賛太郎と加味鯨児と共同で脚色し、丸根賛太郎が監督に当り、「家庭の事情 ネチョリンコンの巻」の藤井春美が撮影している。右門役者として以前から有名な嵐寛寿郎が主演し、「恋風街道」の南悠子、「鞍馬天狗 疾風八百八町」の鳳八千代のほか、梓真弓、八代洋子、大和七海路らの宝塚スターが出演、松竹の三井弘次と坂本武、東映の月形竜之介らも参加している。

ストーリー

今日も江戸の街では右門小唄が盛んに歌われている。それを聞いたあば敬ことあばたの敬四郎と子分ちょんぎれの松は、内心甚だ面白くない。折よくスリの男をつかまえてこらしめ、被害者の骨董屋からお礼に三両を貰った。二人はなじみの料亭で一杯ひっかけ、いつになく小判で勘定した。ふしんにおもったおかみが右門に鑑定を頼むと、果してこれは偽小判だった。或る夜、おそくまで父の帰りを待つ綿貫家の娘房江が、物音を聞いて玄関へ出てみると、置き去られた駕篭の中には父の金座役人玄蕃の死体があった。巡回中の伝六が早速右門に知らせようとした時、あば敬と松に邪魔される。そこへ勘定吟味役河瀬通右衛門が玄蕃の遺言を持って訪れ、それが自殺であることを告げる。この事件を睨んだ右門は素早く探索を始めた。偽金が女客の代金五十両の中にあったことを調べた右門は、偽金が使われるたびに謎の女が介在することを知った。ある時は商家の御内儀、時には御主殿風の中老婆や武家の奥方風と姿を変えるこの女は七変化のお蝶らしいが正体は掴めない。然し右門は房江からくわしく事情をきき、玄蕃の唄の師匠であり、囲い者でもある妻恋坂のお蝶がこの女である事をつきとめた。その夜も玄蕃をのせた駕篭屋二人を探すと、一足ちがいに二人は殺されていた。犯人は左利きだ。玄蕃の死を聞いたお蝶は、死を悲しんで泣きふした。然し伝六がお蝶の家に忍込んで調べるとふき立ての小判と変装衣類があった。右門が彼女を引立てようとした時、陰謀団の一味にとりかこまれた。右門はお蝶に当て身をくれ、松に托したが途中黒い眼帯の浪人に一刀を浴びせられ、お蝶の体からグッタリ力が抜けた。これも犯人は左利きだ。右門は苦心の結果、河瀬らが共謀して御用金を偽金とすりかえる陰謀のあることをつきとめ、一味の鬼頭竜之進が玄蕃らの殺害犯人であることをあばいて事件は解決した。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1954年9月6日
上映時間
64分
製作会社
宝塚
ジャンル
時代劇


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