螢の光(1955):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
螢の光(1955)
螢の光(1955)
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螢の光(1955)

1955年1月15日公開、76分
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『平凡』連載の川口松太郎の原作を「新しき天」の笠原良三が脚色、「緑の仲間」の森一生が監督する大映カラー・総天然色映画。撮影は「火の女」の長井信一、音楽は「若い人たち」の伊福部昭。出演者は「勝敗」の若尾文子、菅原謙二、「真白き富士の嶺(1954)」の市川和子、「荒城の月(1954)」の船越英二ほか、東山千栄子、滝花久子、三宅邦子、矢島ひろ子、八潮悠子などである。

ストーリー

縫箔師の娘朝倉玲子は、卒業を前に父母に死別れ、異母妹の為に学校を退いて、自ら縫箔師として古い京屋の暖簾を支えねばならなかった。百貨店の春の百選会に出品した縫箔が、装飾デザイナー宮本の好意で目抜きの場所に展示され好評を博してからは、注文も多くなり、玲子は妹京子だけは立派に学校を卒業させようと健気に仕事に励んだ。一日玲子は友達の澄江とみどりに誘われ、日光へ一泊旅行に出掛けた。見物中、玲子の実母たま子は美しく育った玲子を見つけ名乗り出るが、顔も知らぬ玲子は激しいショックを受け、夜道を走り出した時、来合せた宮本の乗った自動車にはねられてしまった。傷は癒えたが、右手の自由を奪われた玲子は縫箔の仕事が出来なくなった。宮本は美術デザインのオフィスを持って独立し、玲子を迎えようと決心するが、母は父同志が約束した澄江との結婚を強要するのだった。親友の澄江と宮本が許嫁である事を知った玲子は、傷心を抱いて大阪へ旅立った。つてを求めてファッション・モデルとなり、妹に学資を送る玲子に、宮本は益々強い愛情を感じ、京子の無事卒業する日まで黙って待とうと心に誓った。卒業式の日、大阪から駈けつけた玲子は京子と連れ立って登校した。自分の歌えなかった「螢の光」を、京子と共に唄いながら、玲子の顔は晴れ晴れと輝いた。校庭には一人玲子を待っている宮本の姿があった。

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作品データ

原題
Farewell Song
製作年
1955年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1955年1月15日
上映時間
76分
製作会社
大映東京


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