木に登る女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
木に登る女
木に登る女
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木に登る女

1937年公開
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「この三人」「生活への道」と同じくミリアム・ホプキンスとジョエル・マクリーが共演するゴールドウィン作品である。原作はリン・ルートとフランク・フェントンが協同で書き下ろし、「罪と罰」のジョセフ・アンソニーと「地獄への挑戦」のマヌエル・セフがデイヴィッド・ヘルツと協力脚色、「鉄人対巨人」「嵐の翼」のジョン・G・ブライストーンが監督し、「この三人」のグレッグ・トーランドが撮影した。助演は「就職戦術」のチャールズ・ウィニンジャー、「トップ・ハット」のエリック・ローズ、「明朗色時代」のエラ・ローガン、新顔のレオナ・マリクル、ブロデリック・クロフォード等の面々である。

ストーリー

B・J・ノーランは過去数十年間、いろんな発明事業に手を出して莫大な財産を使い果してしまった。で母親ゆかりの財産は全部欧州にいる息子ケネスのものになっていて、「発明事業のために決して出資してはならぬ」と母親は遺言してあった。ところがノーランは目下、理想的な衛生住宅地「ノーラン村」の設計に熱中している。しかし彼には一文の金もないので、近く帰国する息子から何とかして資金を引き出してやろうと考えていた。ある日ノーランの事務所に職を求めて訪れたのが、建築設計を業とする美しいお嬢さんバージニア・トラビスであった。彼女は無一文で二日間も絶食しえいるので、ノーランの胸に寄りかかって倒れてしまった。驚いた老人は彼女をロング・アイランドの広壮なしかし人気のない邸宅に連れて帰って、まもなく帰朝する頑迷な息子を説得させる相談をした。そこでバージニアは友達のジュディとハンクの夫妻を寄せて女中と執事に仕立ててお膳立てを揃えた。ケネスは旅行中に親しくなった美しいナイナ、彼女の叔父と称するアンリを伴って帰ってきた。この叔父さんは実はナイナの恋人で、彼女はケネスと結婚して金を巻き上げたら直ぐ離婚してアンリと一緒になるつもりである。バージニアはケネスに会って巧みに「ノーラン村」建設の話を勧めるが、彼はまた父の病が始まったと一笑に付して相手にしない。この頑固で堅僧の若者にもお酒を飲むと一変して、たちまち何でも買いたくなる癖がある。バージニアはこの癖を知って、酔っているときに「ノーラン村」を買わせようと計画を進めた。一方またナイナとアンリもこの癖を発見したので、彼に酒を飲ませて結婚の申し込みをさせようとした。しかしケネスは彼女たちの話に応じる代わりに、さっさと寝室に引き退いてしまった。そこでバージニアがノーランの後援を得て、ジュディ、ハンクとともに寝室の窓外にある木によじ登って契約書にサインさせようと計る。アンリとナイナも同様にしてこの契約を妨げようとして入り乱れての大騒ぎになったが、結局いつのまにか愛し合っていたケネスとバージニアは手を取り合って、とうとう「ノーラン村」に出資することになった。

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作品データ

原題
Woman Chases Man
製作年
1937年
製作国
アメリカ
初公開日
1937年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


[c]キネマ旬報社