落日の血闘(1955):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
落日の血闘(1955)
落日の血闘(1955)
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落日の血闘(1955)

1955年5月22日公開、86分
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新人井田探と鈴木清太郎が共同で執筆した脚本を、「坊っちゃん記者」と同じく野口博志が監督し、永塚一栄が撮影する。主なる出演者は「次郎長遊侠伝 天城鴉」の坂東好太郎、「森蘭丸」の宮城千賀子、「地獄の用心棒」の長谷川菊子と汐見洋、「麦笛」の左卜全、東映から新入社の明智三郎など。

ストーリー

或る田舎町。熊蔵一家の暴れ者が暴力でこの町を支配していた時、通り合わせた浪人安之助が単身で彼等を取りおさえて役人に渡した。この時救われた旅巡りの娘一座の座長お絹は、彼を見込んでしまう。それから三年、武士をすててここに住みついた安之助は、分限者新兵衛の娘お京に愛され結婚する事になった。式が今夜行われるという日、出獄した熊蔵一味は仕返しのため、この町へ乗りこんで来た。旅巡りのお絹も再び町へ来たが、安之助がお京と結婚すると聞いて心安らかでない。かつてはお京の許婚だった巳之吉は、未だにやくざの足が洗えず、安之助を恨んでいた。熊蔵一味はやがて町を荒しはじめた。今は刀をすてた安之助は、何とか無事におさめようとするが、役人たちも熊蔵達の前には姿を見せようとしない。安之助は町の人々に、一致して彼等に対抗すれば防ぐことができると説き、人々も一時はその気持になったが、彼等の乱暴を目の前にすると、急に心がくじけ始めた。そして遂には恐怖のあまり新兵衛ほお京と安之助との縁談もとりやめ、安之助に町から出てくれと言うのだった。ついに安之助は意を決して、単身で彼等に立ちむかうことになった。巳之吉は逸早く熊蔵に内通し、はじめはお京への嫉妬で事件を傍観していたお絹は、安之助を救うために立ち上った。そして彼は悪戦苦闘の末、ついに熊蔵らを倒したが、今は人を殺した身となった上、町の人々の冷たかった仕うちをおもい、ひとり旅立つことになった。しかしお絹はお京に向って、彼の後を追うようにすすめた。何ものも打ちすて、喜んで、安之助と共に町を去るお京の姿を、お絹は涙ながらに見送っていた。

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作品データ

原題
Duel at Sundown
製作年
1955年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1955年5月22日
上映時間
86分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社