天下泰平(1955):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
天下泰平(1955)
天下泰平(1955)
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天下泰平(1955)

1955年1月29日公開、93分
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「週刊朝日」に連載の源氏鶏太の原作から「母の初恋」の八田尚之が脚色し、「密輸船」の杉江敏男が監督した。音楽は、「トラン・ブーラン 月の光」の飯田信夫が担当した。出演者は「密輸船」の三船敏郎、久慈あさみ、「月は上りぬ」の佐野周二、笠智衆のほか、司葉子、川崎弘子、見明凡太朗、藤原釜足等である。

ストーリー

森製作所の社員であった立春大吉は、シベリアから復員したが、会社は東洋電機製作所と名称を変え、社長の森信吾は総務部長となっていた。終戦のどさくさに社の株券の大半を大和機械の岡崎に握られたからである。大吉は、社長秘書の日高聖子はじめ森派の社員達に帰還を歓迎され、岡崎一派との対決を決意した。或日、先代森社長の銅像の取払われた跡に、誰かがビゼン焼の狸を立てた事で、タヌキという仇名の赤座社長が怒って、これを撤去させるという事件があった。その数日後、大吉等は今度は先代社長の銅像を立てて、折から視察に現れた岡崎に森社長の復帰を迫ったが一蹴されてしまった。大吉は聖子と共に、闇ブローカーから商事会社の社長となった親友の杉村を訪れ、善後策を相談した。その頃証券処理法の制定で、東洋電機の株も一般に放出されることになった。資金集めに苦慮する大吉を見て、日和見主義者の柳川が罪減しに援助を申し出、以前の得意先から一千万の資金提供の約束に成功した。大吉は森派の社員達に株券購入の申込みをさせ、明るい希望に燃えたが、いよいよ株式払込期日となると、以外にも約束は総て断わられてしまった。岡崎が脅迫して業界の金融の門戸を閑させたのである。男泣きに泣く大吉を、杉村は聖子と共に励まし、五十万円を工面して大吉に与えた。一敗地にまみれた大吉は、森派社員に金を渡すと、赤座社長の机上に辞表を置き、捲土重来を期して東洋電機を遠去かって行った。

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作品データ

製作年
1955年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1955年1月29日
上映時間
93分
製作会社
東宝


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