酔いどれ囃子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
酔いどれ囃子
酔いどれ囃子
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酔いどれ囃子

1955年2月5日公開、92分、時代劇
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「明治一代女」(監督)の伊藤大輔の構成によって「七変化狸御殿」の柳川真一、「残月一騎討ち」の民門敏雄、「近松物語」の依田義賢が共同で脚本を書き、「最後の江戸ッ子」の滝内康雄が監督、「地獄の花束」の竹野治夫が撮影に当る。出演者の主なる者は「水戸黄門漫遊記 天晴れ浮世道中」の北上弥太朗、「伝七補物帖 黄金弁天」の雪代敬子、「八州遊侠伝 白鷺三味線」の近衛十四郎、「銀座令嬢」の浅茅しのぶ、「地獄谷の花嫁」の長谷川裕見子、新人高野真二等。

ストーリー

将軍家治の頃、時の権勢沼田隠岐守は成り上り者の常として、由緒ある系図と名門出の嫁を望んでいた。まず名家の娘松平千里姫の歓心を得るため豪荘な別宅を新築したが、その邪魔になる五十軒長屋に立退きを命じた。この長屋に住む浪人佐野十左衛門は、藤原を先祖とする系図が役立って沼田家に仕官が叶い、馴染みの「しゃも仙」で伊佐吉を初め長屋の連中と祝宴を張った。所がその夜相愛のおせつの兄市郎太が何者かに殺され、十左は下手人として逮捕された。これは十左の系図を奪うため沼田の設けた罠だった。激怒した十左は捕手の包囲を破って逃げる途中、旗本くずれの小此木播磨の機智で危機を逃れ、蘭方医本多大介にかくまわれた。兄を失ったおせつはしゃも仙の女将お仙のもとに引きとられた。沼田は用人棒加納に命じて十左を狙わせるが、播磨に邪魔されて果せない。沼田が千里姫を迎えて別荘開きの当日、播磨は長屋の連中と計って加納を捕えて生証人とし、大介に上訴させる一方、沼田の行列に斬込んだ十左を無事に救い出した。事は治まり、沼田との縁談を断った千里姫は、秘かに想っていた大介と、そして十左はおせつと結ばれた。播磨は二組の夫婦を祝福しながら、自分を慕うお仙とも別れて、一人飄然と旅に出た。

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作品データ

原題
Drums from the Slum
製作年
1955年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1955年2月5日
上映時間
92分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


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