彼奴を逃すな:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
彼奴を逃すな
彼奴を逃すな
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彼奴を逃すな

1956年1月29日公開、96分、サスペンス・ミステリー
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「獣人雪男」の村田武雄のオリジナル・シナリオを「くちづけ(1955)」第二話の鈴木英夫が監督、「姿なき目撃者」の三浦光夫が撮影を担当した。主なる出演者は「不良少年の母」の木村功、「市川馬五郎一座顛末記 浮草日記」の津島恵子「生きものの記録」の志村喬、佐田豊、東郷晴子、他に俳優座の土屋嘉男、「若き潮」に出た文学座の宮口精二など。

ストーリー

駅に近いある商店街でピストル殺人事件が起った。殺されたのは土地家屋周旋屋の主人であった。犯行の起った家の正面には藤崎夫婦の借店があった。藤崎はラジオの修理をしながら職を探し、妻の君子は生れる子供を待ちながら粗末な洋裁店を営んでいた。犯行の夜、藤崎は自分の店の前にいた怪しい男を見た。犯人捜査を担当する白石刊事は日撃者を求めて商店街の人々に会った。藤崎はかかりあいをおそれて事実を述べなかった。藤崎夫婦の住むアパートの隣室にはタクシー運転手の松永夫婦が二人の子供と住んでいた。その松永がある夜、乗客とともにピストルで殺された。ピストルの弾丸から犯人は周旋屋殺しと同一人と断定された。後悔した藤崎は警察に行きすべてを告白した。藤崎の写真が新聞に大きく出た。当局は証拠を消す為に藤崎を狙って現われるであろう犯人を待った。囮にされた藤崎は犯人に生命を狙われる気配を感じた。不安な日々を過すのに耐えられなくなった彼は、妻の君子とともに田舎に行こうとした。それを知った犯人達は藤崎を追い、刑事達がその後を追った。上野駅の人ごみの中で三つ巴の争いが始まった。犯人達は次々と捕えられた。地下道に逃げこんだ藤崎を追いつめたのは、周旋屋が殺された夜、藤崎が自分の店の前で見た怪しい男であった。絶対絶命の藤崎は、追って来た刑事と争う男に体当りをくらわした。翌日の新聞には藤崎の犯人逮捕に協力したことが大きくのった。

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作品データ

原題
I Saw the Killer
製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年1月29日
上映時間
96分
製作会社
東宝
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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