霧の夜嵐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
霧の夜嵐
霧の夜嵐
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霧の夜嵐

1931年公開
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「姫君と武官」「略奪者」「グレイト・ガッポ」のベティー・カンプソンが主演する映画で、ロバート・ミルトンの原作を「十三号室の女」のガイ・ボルトンと「火の翼」のウォーレス・スミスが共同脚色し、「火の翼」のジョージ・アーチェンボードが監督に当たった。キャメラは「心の青空」「ストリート・ガール」のレオ・トーヴァーの担任である。助演者は「全米軍」「地獄の天使(1930)」のジョン・ダーロウを始め「支配する声」「鉄壁の男」のギルバート・エメリー、「お転婆キキ(1931)」「陽気な後家さん」のマーガレット・リヴィングストン、イヴァン・レベデフ、エドガー・ノートン等である。

ストーリー

霧の深く立ちこめたロンドンの夜、美しい街の女ジューンは警官に追われてジェラルド・コートニー卿の邸へ逃げ込んだ。その頃コートニー卿の息子ラッセルはバーシン・ウォーラーという女に夢中になっていたがバーシンは酒場の経営者ニコライ・ラビノフの情婦だった。コートニー卿は多額の御礼をするからラッセルをバーシンから引き離してくれる様にとジューンに頼んだ。ジューンは早速コートニー卿から立派な衣裳を拵えて貰いラッセルのいるアパートに豪奢な部屋を借りた。ある夜ジューンはラッセルが酔っぱらって帰ってくる所を旨く篭落して自分の部屋へ連れ込んだ。その夜からラッセルはバーシンのことをすっかり忘れて了い真面目に仕事に熱中する様になった。コートニー卿はやっと安堵の胸を撫で降ろし約束の千弗をジューンに渡した。ある日のことラッセルは父がジューンを愛していると誤解し父と激しい口論をした果、亦もやバーシンの許へ帰って了った。ある日バーシンがラッセルのアパートへ出掛けた跡を追って嫉妬に駆られたニコライはラッセルの部屋でバーシンを殺して了った。ラッセルは殺人の嫌疑で逮捕されたがジューンの証言で青天白日の身となった。ジューンはコートニー卿から貰った多額の小切手を破って了い二人に永遠の別れを告げて街へと帰って行った。

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作品データ

原題
The Lady Refuses
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
RKO映画社
初公開日
1931年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社