黒猫館に消えた男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
黒猫館に消えた男
黒猫館に消えた男
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黒猫館に消えた男

1956年2月12日公開、86分
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「君ひとすじに」の共同脚色者の一人、村山俊郎と「息子一人に嫁八人」の法勝寺三郎が共同で脚本を書き、「若人のうたごえ」のコンビ、毛利正樹が監督、友成達雄が撮影を担当した。主なる出演者は「君ひとすじに」の宇津井健、江畑絢子、野上千鶴子、「北海の叛乱」の横山運平、俳優座の市村雅子、歌手宮城まり子など。なお宮城は「ガード下の靴みがき」「ジャガタラ・マンボ」「毒消しはいらんかね」の三曲を歌う。

ストーリー

十三年前に謎の失踪をした父親が発明したと考えられるある薬品の研究に没頭する有馬信一郎は叔父の金造と一緒に、黒猫が出没するので黒猫館と呼ばれる自邸に住んでいた。邸内には次々と不思議なことが起っていた。ある日信一郎の恋人で踊り子の鈴村礼伊子の大伯父という銀右衛門老人が有馬邸に現われた。銀右衛門の口から信一郎は父と一緒に失踪したと思われていた妹のヒロミが実は生きていて礼伊子の妹として老人に預けられているのを知らされた。近づく父の十三回忌に邸内に隠された莫大な財産が信一郎の手に渡ることをもきかされた。その秘密の扉を開くのに必要なカギは三個あり、一個は処分を托された弁護士の手に、一個はヒロミの手に、一個は信一郎の手にあることも老人は話した。その時、見えぬ手によって老人は絞め殺されようとしたが、信一郎の活躍によって救われた。信一郎は金造の部屋で父のマントを見つけ、着てみると自分の姿が消えた。彼は叔父金造が悪の張本人であることを覚った。マントには父の発明した人を透明にする薬が塗られてあったのだ。今迄の怪事件もこのマントを利用した金造の仕業であった。奸計を感づかれたと知った金造は礼伊子の属する劇場のゴロツキ支配人とグルになって信一郎やヒロミを殺そうとした。弁護士とヒロミは金造達に捕えられた。薬のきれたのも知らずにマントにかくれたと信じていた信一郎も遂に捕えられた。鍵を手に入れた金造達が秘密の箱をさがし出して開いて見ると中には「薬品の秘密を守るためにすべてを灰にする」という失踪した信一郎の父の遺言が出て来ただけであった。その時礼伊子やその友達のマリ子の活躍で、信一郎達は救い出され、悪人輩は一網打尽になった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年2月12日
上映時間
86分
製作会社
新東宝


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