鼻の六兵衛:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
鼻の六兵衛
鼻の六兵衛
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鼻の六兵衛

1956年3月1日公開、57分
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故一堺漁人の原作を、「けちんぼ長者」の中田竜雄が脚色し、「流星空手打ち」のコンビ津田不二夫が監督、福島宏が撮影を担当。主なる出演者は、「ますらを派出夫会」の榎本健一、「警視庁物語 逃亡五分前」の星美智子、「拳銃対拳銃」の神田隆など。

ストーリー

貧乏なために恋人のお米との仲もさかれてしまった百姓六兵衛は出世する目的で江戸に出て来た。常陸四十二万石の有馬家には家重大の宝物である忠と染めぬいた白旗が伝わっていたが、旗にしみがついたので江戸の染物屋に出してあった。悪家老田辺は、その旗がなくなれば殿が切腹、お家は断絶になることを知り、お家乗っとりを企て、その手始めに悪漢の龍五郎に命じて旗を盗ませようとした。ところが旗は手ちがいから、丁度染物屋の下を通った六兵衛のふところに入り、何も知らない六兵衛はその旗を、折から見つけた赤ん坊の捨て児のおしめにしてしまった。目明し仁助は有馬家の旗紛失事件をきき手柄を立てようとしていた。仁助は芝増上寺の境内で六兵衛に会い、そのあまりの善良さにほだされて家に引きとった。仁助は六兵衛が異常な嗅覚を持っていることを知り、旗の捜索にそれを利用することにした。一方、おしめになった旗は転々として一度は龍五郎の手に入るが、子供が遊び道具に持ち出してしまい、とうとう増上寺門前の乞食の着物のつぎめに使われてしまった。それを見つけたのが、田辺の奥方で早速取り戻した。一足おくれて乞食を嗅ぎあてた六兵衛はすでに旗が持ち去られたのを知ると、順々にその行方を嗅ぎあて、とうとう田辺左近の屋敷に入ってしまった。やがて田辺の邸内で急を知ってかけつけた有馬家の応援も加え、六兵衛と仁助、悪人達との珍妙な活劇が展開された末、旗は無事に有馬家に戻った。六兵衛は武士にとり立てられ、願望通り故郷に錦を飾ることが出来た。お米が喜んだことは無論である。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年3月1日
上映時間
57分
製作会社
東映東京


[c]キネマ旬報社