雪崩(1956):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
雪崩(1956)
雪崩(1956)
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雪崩(1956)

1956年3月22日公開、94分
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「愛すればこそ」の共同脚色者の一人、山形雄策が武田敦と共同で脚本を書き、「市川馬五郎一座顛末記 浮草日記」の山本薩夫が監督、「多羅尾伴内 戦慄の七仮面」の西川庄衛が撮影を担当した。主なる出演者は「拳銃対拳銃」の岡田英次、「嫁ぐ日」の津島恵子、「彼奴を逃すな」の木村功、「警視庁物語 逃亡五分前」の南原伸二、星美智子、「続々獅子丸一平」の高千穂ひづる、「黒田騒動」の中原ひとみなど。

ストーリー

北海道の農村の地主結城家の長男で医学生の竜夫は召集され、入隊の前夜、青春の情熱のはけ口を日頃やさしい存在であった女中のまつよに爆発させてしまった。まつよはやがて竜夫の子を生み、竜夫の母に結城家を追われた。戦争が終り、帰還した竜夫は市の病院で働くことになった。ある日竜夫はその病院に入院して来た、いまは売春婦となったまつよを見た。竜夫の心は悔恨にさいなまれた。まつよは病が快方に向うと東京に去った。竜夫も昔の友人で弁護士の後藤を尋ねて東京に出た。竜夫はまつよに会い、彼女を救うことを誓った。北海道に帰った竜夫は妹の千鶴がすすめる通り、自分の屋敷を診療所にすることにし、病院をやめた。附近には軍事基地があり、その拡張が策されていたが、谷川二郎達土地の青年はその反対運動を起していた。まつよも竜夫の診療所に来て働くことになった。千鶴子は兄が良家の令嬢はるみと結婚することを望んでいた。まつよはそのことを知り、竜夫から結婚の意志表示を受けたにも拘らず彼のもとを飛び出してしまった。更に附近のキャバレーで働くあぐりという女が過労のうちに死んで行くのを見たまつよは、こうした女達の不幸をもたらす世の中の仕組をいきどおるのだった。この侭の状態では竜夫と結婚しても自分の幸福も掴えることは出来ない、別れよう。そして彼女は自分の生んだ竜夫の子の墓前で、この厳しい世の中を真直に力強く生きようと心に誓った。汽車に乗って村を去るまつよを竜夫はスキーにのって追った。まつよはその頃車窓から遠ざかってゆく故郷を眺めていた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1956年3月22日
上映時間
94分
製作会社
東映東京


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