腰元行状記:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
腰元行状記
腰元行状記
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腰元行状記

1956年3月28日公開、49分、時代劇
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「帰って来た幽霊」の志摩裕二が岡本繁男と共同で脚本を書き「舞妓三銃士」の天野信が監督、「いろは囃子」の竹村康和が撮影を担当した。主なる出演者は、「帰って来た幽霊」の江島みどり、「柳生連也斎 秘伝月影抄」の立花宮子、「お化け駕篭」の夏目俊二、香川良介、「お父さんはお人好し かくし子騒動」の峰幸子、舟木洋一など。

ストーリー

下町の三人娘、居酒屋のお信、お針子のお鈴、魚屋のお葉はある日松平家江戸屋敷の忠臣海原喬之助より腰元として仕えるよう頼まれた。かつて夢にまで見た腰元であったが幼君鶴千代の御附人浅茅の腹心となった三人に対し幼君を亡き者にせんと企む錦の局、小田切右京の目は冷く町娘の作法知らずを事毎に嘲笑うのだった。口惜しさを抑え主君のため、浅茅の意のままに仕える彼女らはふとした事で松島が懐中にしていた、右京より錦に宛てた密書を手に入れた。それは毒薬で、幼君を亡き者にせよとの手紙と薬包である。一方、右京らを御公儀へ訴訟のため福井より江戸に近づいた国家老阿部内記は右京の一味に襲われ危い所を海原に救われようやく江戸に入る事が出来た始末。翌日の対決の場での証拠にと例の品を携えたお葉は小姓姿に化け海原の所へ届けようと逃れ出たが塀の外にいたのはそれと察して待ち伏せた敵方の腰元達であった。お葉は物置小屋に拠り込まれお鈴はお葉から取上げた毒薬で作った饅頭を幼君に差上げるようにと手渡される。思い余ったお鈴は死を決し自ら饅頭を食べるのだった。刻々に対決の時は迫り証拠不十分で首垂れる内記、勝ち誇る右京、歯がみする海原。同じ頃御殿ではやっと逃れ出て“こんな事もあろうかと本物の密書と薬はかつらの中に入れて置いた”と取出すお葉に浅茅らは感極り狂喜するのだった。お葉は正に終らんとする対決の場へ証拠の品を持って飛込み見事に凱歌をあげたのである。謀叛の者に裁きは下り、任を終って町娘に戻った三人は町を行く鶴千代君お国入りの行列を以前とはまた違った目でしみじみと眺めるのだった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年3月28日
上映時間
49分
製作会社
大映京都
ジャンル
時代劇


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