青い芽:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青い芽
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青い芽

1956年5月3日公開、35分
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“週刊新潮”に掲載された石坂洋次郎の青春小説を「子供の眼」の松山善三が脚色し「彼奴を逃すな」の鈴木英夫が監督した。撮影は「見事な娘」の山崎一雄。主な出演者は「オテナの塔 (後篇)」の山田真二、「女房族は訴える」の雪村いづみと清川虹子、「イカサマ紳士録」の藤原釜足、「続へそくり社長」の三好栄子など。

ストーリー

ミッションスクールの女子学生のり子は、他校との野球試合で味方のピッチャー沢木光雄に野次をとばした不良学生を堂々とたしなめたが、そのため帰りに待伏せを受けた。しかし彼女は友達の和子や時子をかばって相手の横ッ面を張り、学校中の評判となった。翌日、のり子と沢木は、沢木の友人林にさそわれてボート遊びに出かけたが、不良学生の川島たちにみつかり、金を出せと脅迫された。だが川島たちは、線路に駈け上った沢木から砂利石の逆襲を受けて退散した。沢木と二人きりになった時、のり子は彼を大好きになったと告白し、大人はこんな時きっと婚約するのだろうと言って沢木を驚かせた。その夜のり子は沢木と結婚したいと申し出て、昔風の母を逆上させたが、理解ある父になだめられた。のり子の学校の礼拝堂で若い一組の結婚式が行われ、聖歌隊員として参列したのり子は、その厳粛な雰囲気に深い感銘を受けた。光雄と会ったのり子は、昨夜両親に彼のお嫁さんになりたいと言ったことを打ち明けてから、今日の結婚式の感激を話し、花嫁が自分と同じ名前だったといった。のり子は光雄に向って、自分は矛盾だらけの娘だといい、結婚式の日が来るまでは光雄を好きだと言った気持も、お嫁さんにしてもらいたいと言った気持も、みんな取り消すといった。光雄の方でも、のり子とまったく同じ気持であった。二人が肩を並べて歩く前を、マラソンの選手が走って行き、二人の応援に手をふってこたえた。光雄とのり子は、“お互いに勘張ろう!”と、顔を見合わせて明るく微笑した。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年5月3日
上映時間
35分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社