現金の寝ごと:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
現金の寝ごと
現金の寝ごと
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現金の寝ごと

1956年4月4日公開、42分
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「豹の眼」の中井新一が脚本を書き、「恋の野球拳 こういう具合にしやしゃんせ」の西村元男が監督、「豹の眼」の宗川信夫が撮影を担当した。主な出演者は「東京犯罪地図」の船越英二、小原利之、「姿なき一〇八部隊」の伏見和子、「十代の反抗」の穂高のり子、「高校卒業前後」の近藤美恵子、「赤線地帯」の宮島健一など。

ストーリー

サラリーマン八菱幸太郎は、今日も朝から押しかけた集金人の応待に手をやいていた。彼は大酒のみで毎夜おそく塀を乗り越えて帰るので、妻の菜穂子にいつも意見されていた。だが、この朝幸太郎のポケットからは四百万円の当りくじが発見された。彼は菜穂子に注意されて飲み友達の浜田を護衛に、ボストンバックを持って銀行に向った。所が当りくじは前回の分と判り、ガッカリした幸太郎は酔って帰ってぐっすり寝てしまった。あわてた菜穂子が表を探すと、ゴミ箱の中に札束のつまったボストンバックがあった。彼女は一晩まんじりともせず札束の始末に苦労したが、翌朝幸太郎から真相を聞くと諸方の払いをこの金で済ましていたので青くなった。一方、バー“ブルースター”ではギャングの親分鉄五郎が子分の健と三太を怒鳴りつけていた。競輪場から奪った四百万円入りの鞄を警官に追われてゴミ箱に捨てて来たというのだ。やがて三人は鞄を探して幸太郎の家の前に来たが、鞄を抱えた菜穂子を見つけた。彼等は鉄五郎の情婦芳子と連絡して鞄の取り戻しを計った。幸太郎は鞄の金を交番に届けようと出かけたが、途中で、菜穂子の父雄作に会い、どうしてもと頼まれ、つい二十方円貸してしまい、交番へ届けることもできずに家へ帰って来た。そこに押し入ったギャング達は鞄を奪おうとしたが、芳子の電話を立ち聴きした女給ひろ子の注進で駈けつけたパトロール・カーに逮捕された。幸太郎が警察に行こうとした時、菜穂子の父雄作が飛び込んで来て借金のお礼を言い、二十万円を返した。やがて警視庁の前には楽しそうな幸太郎夫婦に浜田とひろ子の姿があった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年4月4日
上映時間
42分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社