キング・コング(1933):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
キング・コング(1933)
キング・コング(1933)
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キング・コング(1933)

1933年9月14日公開、100分
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「地上」「チャング」の共作者たるメリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シューザックがRKOに於いて再び共同して監督した映画で、エドガー・ウォーレスとクーパーが立てた原案により、「爆笑隊従軍記」のジェームズ・アシュモア・クリールマンがルース・ローズと共同して脚本を制作した。出演俳優は「大飛行船」「国際盗賊ホテル」のフェイ・レイ、「千万ドルの醜聞」「米国撃滅艦隊」のロバート・アームストロング、新人ブルース・キャボットの3人が主なるもので、フランク・レイチャー、サム・ハーディ、ノープル・ジョンソン等が助演している。撮影はエドワード・リンデン、ヴァーノン・ウォーカー、J・O・テイラーが受け持っている。

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ストーリー

カール・デンハムは猛獣映画等の撮影で儲けている男であるが、ノルウェーの一帆船の船長から手にいれた秘密の楽園によって世界未知の島に怪獣を撮影しに出かけた。従来デンハムの映画には1人の女性も出なかったので、色気がなさすぎるという評判だったが、今度の遠征撮影には、危うく倫落の淵に陥ろうとしていたアン・ダーロウという美人を救い、彼女を主役として同伴することとなった。一行は数週間の航海の後、スマトラ島の西南遥かに、普通の海図には記載されていない一孤島をついに発見した。この島にはどくろの形をした山と大きな城壁があって、コングという巨大なゴリラが棲んでいると言われていた。コングは島の「ぬし」で、原住民たちは毎年一人の処女を生け贄として捧げる風習があった。そしてデンハム一行が上陸した時は、この祭典を行う時季に相当していた。島の酋長は美しいアンを見て、黄金の女であると喜び、コングに捧げるには絶好と、夜半船に忍び込んでアンを誘拐した。アンはかくて祭壇に縛り付けられ、コングに奪われた。数週間行を共にしている間にアンに恋を感じるようになっていた若者ジョン・ドリスコルは、身を挺して彼女を助けに赴いた。コングの棲む深山には前世紀の怪獣が棲息していて、コングと闘うのであった。ドリスコルは苦心の結果、コングの虚を利してアンを救いだした。そして生け贄を奪還されて怒って襲来したコングは、毒ガス弾のために気絶して倒れ、生け捕られてしまう。デンハムは怪獣コングをニューヨークに連れ帰り大儲けをしようと考えた。ニューヨークの大劇場で初演の日、舞台に鉄鎖で縛りつけられたコングは、新聞社写真班のフラッシュがアンを殺すと誤解して打ち驚き必死の力をだして厳重な鉄輪と鉄鎖を切って逃げだした。コングはニューヨークの雑踏中に横行して、高架電車を破壊し、アンをホテルの窓から奪い、ニューヨーク第一の摩天楼エンパイア・ステート・ビルの頂上に登った。警察は飛行機4機を出動させて機関銃を乱射して、ついにコングを倒し、アンを救うことに成功した。

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作品データ

原題
King Kong
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
千鳥興業社
初公開日
1933年9月14日
上映時間
100分
製作会社
RKOラジオ映画


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