海の百万石:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
海の百万石
海の百万石
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海の百万石

1956年9月11日公開、102分、時代劇
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徳川後期、台頭する町民の代表者、銭屋五兵衛の不撓不屈の半生を描いた“東京新聞”連載舟橋聖一原作の映画化。脚色は「無敵の空手! チョップ先生」の舟橋和郎、監督は「満月あばれ笠」の内出好吉、撮影は「怪談千鳥ケ淵」の三木滋人、出演は「野郎ども 表へ出ろ」の片岡千恵蔵、「復讐侠艶録」の大川橋蔵、「勤王? 佐幕? 女人曼陀羅 (二部作)」の花柳小菊、「髑髏銭(1956)」の三浦光子、長谷川裕見子、「大学の石松 ぐれん隊征伐 太陽族に挑戦す (二部作)」の千原しのぶ、その他進藤英太郎、薄田研二など。

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ストーリー

徳川後期、加賀百万石前田藩内の質商銭屋五兵衛は、海外貿易に野望を抱き、家人を説き伏せ廻船業に転業した。やがて扇子屋のおまさと一緒になった。隠密総元締として横暴を極める大原はおまさを強く所望していただけに五兵衛への憎しみは大きかった。又この結婚の陰には五兵衛を秘かに愛す女中おきねもいた。五兵衛の仕事は着々と運び、それを羨望する大原は、折あらば五兵衛を陥入れようと奸策を練る。五兵衛の子要蔵と遊んでいた子どもがあやまって死んだ事から、大原はその子の母お才に銭屋の密貿易の証拠を探るよう命じた。五兵衛はおきねの嫁入りを心配したが、おきねはかたくなに断りつづけた。その気持を五兵衛は知るよしもなかった。文政八年、外国船打払令が発布、当然銭屋も問題となった。長大隅、大原らの反対にも拘らず、銭屋援助の奥村丹後守の主張が通り、彼が藩の執権となるに及び、五兵衛は永代お船切手まで拝領し藩の財政立直しにも尽力した。また、蘭学者大野弁吉に学ぶ要蔵の提言で、不漁の地河北潟を埋め立て、住民の厚生を計ろうとした。要蔵はしじみ売りの小女おてつを知り、力を貸そうと約束した。河北潟視察の途中、お才の短筒に奥村の愛妾お扇は重傷を負い、更に下賜品と偽った毒饅頭に奥村は毒殺され、執権に返り咲いた長の圧迫は強まった。河北潟に毒が投ぜられ、毒死した魚を売り捌いた者があったため、死者が出た。大原はその科で五兵衛を獄に投じた。食物に毒があるから絶食するようにとの獄医の言を信じた五兵衛は日に日に衰弱して行った。父救済に奔走する要蔵は、秘密防止のため大原に斬られたお才を救い、大原一味の罪状を知った。上意により、一味は捕縛。だが時既に遅く、日本の海を手中に収め、海の百万石とまでいわれた銭屋五兵衛は、その波乱の生涯をとじた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1956年9月11日
上映時間
102分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社