地下から来た男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地下から来た男
地下から来た男
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地下から来た男

1956年9月25日公開、78分、コメディ
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フランキー堺と市村俊幸の喜劇名コンビのために、書き下した人情諷刺喜劇。「ニコヨン物語」の川内康範と「帆綱は唄う 海の純情」の真弓典正の共同脚本を「ドラムと恋と夢」の吉村廉が監督、「おんな船頭唄」の中尾利太郎が撮影を担当する。主な出演者は、「病妻物語 あやに愛しき」のフランキー堺、「火の鳥(1956)」の市村俊幸、「ニコヨン物語」の丹下キヨ子、この作品の製作者でもある水の江滝子、「狂った果実(1956)」の東谷暎子、「洲崎パラダイス 赤信号」の牧真介、桂典子など。

ストーリー

地下鉄が稼ぎ場のスリ滝口進平は、根は情にもろいお人好し。今日もカモを狙って電車に乗る中、古い友達仲間の熊田刑事を見つけギョッとする。一策案じた進平は、熊田をスリと偽って一杯喰わせ、デパートの屋上からスリとった空財布を捨てる。財布はサンドイッチマンやらずのお京の頭の上に。お京はスリの足を洗った今では、熊田に惚れこんでいる。進平は、ふとしたことでスリの野木一家の姐御米子と知り合う。米子は父の跡目を継いだだけ、スリの前歴はないが彼女の連れた女の子恵子は、米子の父に代って服役している男の子供。米子の世話も恵子の母松代は快く思わない。東京新スリ派集団の兄い株進平は、お京のスリ団脱退につき審議会を開く。お京の意向は認めたが、話題は野木一家の場所荒し。一方、先祖伝来の名誉挽回のためイヤイヤ親分の盃を交した米子。進平は熊田刑事に堅気になれと言われ、その気になるが、急報で野木一家のいたちの平太と松吉が地下鉄を荒している現場に走る。だがスラれた女学生はお京の娘チャー子。大変な代物で進平に子分加入を頼む程。とは知らぬお京は、娘の上京の手前、堅気な奥さんの体面をつくろうため熊田に三日でいいから一緒になってと頼みこむ。チャー子は平太から盃を貰う。米子に境遇を打明けた進平は嬉しそう。だが野木一家の女親分が米子と知り、憤慨の末、コンクールで腕を張り合うことになる。今はお京と一緒になる決心をした熊田刑事に事情を知らせた進平は米子と組になってコンクールに出場。だがお互に何もしらない中、慕情が甦り米子の真情も判って大喜び。スリ達は成果を賞められ有頂天。歓迎慰労会に向うバスに乗った一同は、留置場へ御案内というマイクの声に顔面蒼白と化した。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1956年9月25日
上映時間
78分
製作会社
日活
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社