天使もお年ごろ(二部作):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
天使もお年ごろ(二部作)
天使もお年ごろ(二部作)
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天使もお年ごろ(二部作)

1956年9月26日公開
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美しい友情と明るい恋愛を描いた青春明朗篇。中野実の原作を、ベテラン柳川真一が脚色、「ボロ靴交響楽」の西村元男が監督した。撮影は「花の兄弟(1956)」の竹村康和。主な出演者は「処刑の部屋」の梅若正義、新スター藤間大輔、「屋根裏の女たち」の浜口喜博、「あさ潮ゆう潮」の南左斗子、「怪猫五十三次」の若松和子、「折鶴七変化 (前後編)」の春風すみれ。その他真風圭子、水戸光子、滝花久子、岡村文子など。

ストーリー

天使もお年ごろ--京都の女子大生真知子は神官の娘。友人百合と結婚式場の巫女でアルバイト。だが今日の式場は花婿紛失で大騒ぎ。家柄目当の結婚を嫌った元華族の立花直人は真知子の部屋に逃げこんでくる。揚句の果て式は取止め。翌日、真知子の前に現われた立花は、自分は興信所員だが、ここの神主の娘真知子の素行を調べに来たという。真知子は彼が知らぬを幸い、自分に結婚する気がないので、真知子という娘は結婚に向かないと教え、逆に兄正治の恋人調査を頼もうと百合共々、興信所を訪問。彼女と名前を交換し立花に自己紹介、立花はそれを信じこむ。正治は浪花商事の社員だが、恋人久美子は重役秘書。立花は調査結果を、真知子と思いこんでいる百合に報告、久美子は専務と親密らしいという。処が百合という娘とお見合いしろと波戸夫人からすすめられた立花は大慌て、百合の真知子に事の次第を打ち明け、百合の素行をきく始末。だが百合には沢畑という意中の人。彼は立花の友人で医者。百合は真知子を伴い、立花との見合に比叡山へ。そこに久美子と正治もくる。立花は真知子の百合が、見合に心進まぬ様子を見て落胆。一方真知子から正治に近づくなといわれた久美子は憤然、彼のひきとめる手を振り切ったが足すべらせてケーブル・カーから転落。続・天使もお年ごろ--先日の事件以後、真知子は不機嫌。立花も沢畑やオリンピック水泳選手浜崎の旧友を相手に失恋の憂さを酒で晴らす。同じ席には負傷入院しても誤解のため面会拒否の久美子にヤケになった正治の泥酔姿。彼から一部始終を聞いた立花は己れの過失を悟る。一方、百合の母お政は、学校で百合にダイヤの指輪を呉れようとした洋装婦人エマのことを知り驚く。何か曰く因縁がありそう。さて正治の熱心さで、久美子はようやく疑いを解く。自らの落度を知り興信所を辞職し田舎へ戻るという立花も、沢畑の話から二人共に百合を恋すると知り首をひねる始末。百合は立花に真相を話せと真知子にすすめる。立花、沢畑らの努力でエミは百合の生みの親、二十年前お政に託し一旗あげようと外国へ去ったが娘の成長ぶりをみたく戻ってきたのだと判る。正治や久美子の話から真相を知った立花は、今こそ本物の真知子に対面。エミは百合のロケットを土産に、一人淋しく再びアメリカへ戻って行った。お政の膝に泣き伏す百合。数日後、真知子と立花、百合と沢畑、久美子と正治、三組の結婚式が真知子の神社で挙行された。花嫁姿の真知子と百合は、新米の巫女に早速、作法を伝授し始めた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年9月26日
製作会社
大映京都


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