あこがれの練習船:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
あこがれの練習船
あこがれの練習船
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あこがれの練習船

1956年10月10日公開、82分
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海洋を背景に若さと情熱あふれる青春を描く。石谷幸夫の原案より「惚れるな弥ン八」の成澤昌茂が脚本を書き、「祇園の姉妹」の野村浩将が監督、「ねんねこ社員」の秋野友宏が撮影を担当する。出演者は「あさ潮ゆう潮」の川口浩、「ねんねこ社員」の北原義郎、「夜の河」の市川和子、第九期ニューフェイス出身の新人小泉順子、「惚れるな弥ン八」の矢島ひろ子。その他、鶴見丈二、入江洋佑、三田隆、浦辺粂子など。

ストーリー

海に臨む東海商船学校。先輩田村弘一のコーチするカッター部の三上昇と岡二郎は大の親友で、両親なき後、一人の姉紀子の仕送りとアルバイトで学業を続ける昇に、町の病院長の息子二郎は何かと心を使う。ある日、昇は田村から二郎の病院で看護婦見習いをしている妹葉子を紹介される。利溌な葉子が気に入った両親と共に、二郎も彼女を将来の相手と考えていた。港まつりの夜、二郎がグループの一人橋本厳の恋人和枝の店へ皆に連れて行かれたあと、彼を探しあぐねた昇と葉子は浜辺で語り合い、お互の似た境遇に心を惹かれる。だが数日後、学校を訪れた姉を見送った昇は、帰途、弘一から二郎が葉子との結婚を申出たと聞き驚いた。以来、昇は自分の心を押え、二人の接近を計るが、二人のため持ち出した部のモーターボートが二郎の不注意で盗まれたため弘一に難詰。一言も弁解せぬまま退校届を弘一に手渡し葉子の疑惑にも応えず東京へ去った。ボートの紛失を知った二郎は自分の過失と共に、葉子と昇の恋を悟るが、却って何も告げずに去った昇を憎む。学生の奔走でボートは戻り、二郎の努力で学資調達が可能となった昇も帰ってくるが二郎の態度は冷たい。やがて練習船太洋丸は長期実習に出発。途中暴風に遭遇し、ちぎれたセールの修理中、二郎は檣から転落。繋留索にすがりつく彼を昇は危険を冒して救助した。今は二郎の誤解も消え、太洋丸が帰港すると、出迎えた弘一は葉子が試験にパス、養成所入所のため東京へ去ったと告げる。二人は改めて海を恋人にしようと友情を誓う。再び晴れの遠洋航海に出る太洋丸。見送る葉子と二郎や昇の間に交されたテープが、いつ迄も長く続いていた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1956年10月10日
上映時間
82分
製作会社
大映東京


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