近代女風俗:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
近代女風俗
近代女風俗
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近代女風俗

1927年公開
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「戦艦くろかね号」「美女競艶」等出演のエスター・ラルストン嬢がスターに昇進後の第1回主演映画で、パラマウント社に於ける最初の女流監督ドロシー・アーズナー女史の第1回監督作品である。原作はポール・アルモン氏、レオポルド・マルシャン氏合作のフランス喜劇をグラデイス・B・アンガー女史が英譚したもので、これをジュールス・ファースマン氏とハーマン・J・マンキーウィッツ氏とが改作し、パーシー・ヒース氏が脚色した。「弥次喜多従軍記」「弥次喜多海軍の巻」等出演のレイモンド・ハットン氏を始め、頃日物故したアイナル・ハンソン氏、エドワード・マーティンデル氏、ウィリアム・オーラモンド氏等が助演している。

ストーリー

セレスト・ド・ジヴレエはパリの流行を作り出す美人として有名だったが、その成功には彼女の宣伝係サム・デユポンの創意とが成って非常に力があった。春の流行衣装競艶会が近まるとサムはセレスト秘密裡に美顔の手術をさせた。サムは新しいセレストを競艶会の時まで田舎に隠れさせることにした。その所在はサム1人が知る所でセレストの衣装屋さえ知らなかった。サムはカフェ・ピエエルで祝杯をあげていたが、その処には新聞紙上で破産したことを報ぜられた若い子爵ラウヅ・ド・ベルシイが来ていた。カフェエの煙草売り娘リユリユは久しく子爵に恋していたが何時も相手にされなかった。サムは成貧のラウルにセレストのお雇い飛行士になれと勧めて承諾を得た。一方セレストはお茶の会を催さねばならぬことになったので、誰か身代わりを探すこととなり、結局リユリユがセレストに酷似しているので彼女がセレストの身代わりを勤めた。そして彼女の飛行士ラウルとリユリユのセレストとは恋を語る仲となった。ところがセレストにはアルルの公爵というお旦那がついていたので彼はリユリユをセレストと間違って情人の役を勤めた。それを見たラウルは欺かされたと怒った。そしてリユリユが自分はセレストの身代わりだと言っても信じなかった。競艶会にはサムは偽と本物のセレストを両方共出してセンセイションを起こす筈で、ラウルも半信半疑で出席した。が本物のセレストは公爵の計らいで今までの仕事をやめて公爵夫人になってしまったので遂に出席しなかった。そしてリユリユがセレストとして一等賞を獲た。ラウルは席を蹴って去った。サムや衣装屋がリユリユを高級で契約しようというのを断ってリユリユは再びカフェの煙草売りとなった。朝飯を食べに来たラウルは彼女に己が誤解を詫びて改めて相抱く仲となった。

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作品データ

原題
Fashons For Women
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1927年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社