街燈(1957):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
街燈(1957)
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街燈(1957)

1957年2月13日公開、91分
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永井龍男の原作“街燈”の映画化。脚色は「米」の八木保太郎、監督は「牛乳屋フランキー」の中平康、撮影は「沖繩の民」の間宮義雄。主な出演者は、「哀愁の園」の南田洋子、「最後の突撃」の葉山良二、「女子寮祭」の渡辺美佐子、「お転婆三人姉妹 踊る太陽」の岡田眞澄、他に中原早苗、細川ちか子、北林谷栄、山岡久乃、芦田伸介、草薙幸二郎など。TVとラジオの少女スター刈屋ヒデ子がデビューする。

ストーリー

洋裁店“ナルシス”を経営する早川千鶴子は、その晩、未知の青年、久里目保険統計研究所員の肩書をもつ能瀬精一郎の訪問を受けた。能瀬は、千鶴子が定期を拾って届けた学生の兄で、その礼に来たのだ。が千鶴子は、弟が定期を故意に落し、拾った人が届けてくれ、相手が女性であればそれを縁に交際を始める魂胆だったという能瀬の言葉にびっくり。更に彼が語る弟の友人の成功談、失敗談に笑い転げる。しかも千鶴子は定期遊びに成功した青年を知っていた。友人の大谷吟子が主の銀座はギン洋裁店に働く小出がそれである。美男子の小出は吟子の若い燕となっている。しかし彼は吟子に隠れて久里目財閥の娘鳥子と交際、それをまたヨタ者三宅に感づかれ事毎にユスられている。吟子には、また大久保という年輩のパトロンがいて、ある夜二人は待合に泊った。すると小出は早速、鳥子と熱海に出かける。ところが翌朝、銀座の火事で吟子の店は焼けなかったが水浸し。店にかけつけるとヨタ者が店を見張っていた御礼を寄越せとユスリに来る。三宅が相手になるが、三宅は仲間らしく、折から千鶴子と駈けつけた能瀬が、これを追払う。翌日、能瀬は千鶴子の突然の訪問を受け、二人の間に心が通い合う。が、その能瀬は、久里目所長から姪の鳥子の行状調査を頼まれ、これを私立探偵の下うけみたいだと怒って研究所を飛出す。一方、吟子は店を建直すが、小出の行状を知り、これを機に小出とも大久保とも別れ再出発の決心をする。その夜、能瀬は火事の一件でヨタ者の恨みを買い三宅らに挑戦され、暗い街灯の下で死闘を続ける。警官の助けで難を逃れるが、彼もまた自分の行動を顧み、田舎へ帰り再生の決心を固める。これを能瀬に聞いた千鶴子は、彼に尊敬の念を覚える。能瀬が帰る日、街灯の下で彼を見送る千鶴子は、いつまでも待っていると告げた。

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作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1957年2月13日
上映時間
91分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社