柳生武芸帳(1957):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
柳生武芸帳(1957)
柳生武芸帳(1957)
-

柳生武芸帳(1957)

1957年4月14日公開、106分、時代劇
1
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

“週刊新潮”連載の五味康祐原作を「空の大怪獣 ラドン」の木村武(1)と「嵐(1956)」の稲垣浩が脚色、同じく稲垣浩が監督した異色時代劇。撮影は「歌う不夜城」の飯村正。主演は「この二人に幸あれ」の三船敏郎、「眠狂四郎無頼控 第二話 円月殺法」の鶴田浩二、「黄色いからす」の久我美子、「大阪物語」の香川京子、「顔(1957)」の岡田茉莉子。ほかに大河内傳次郎、中村扇雀、東野英治郎、岩井半四郎、左卜全、小堀明男など。色彩はアグファカラー。

ストーリー

正保四年--徳川幕府の安泰を秘めた柳生武芸帳は、柳生・藪大納言・鍋島三家に一巻ずつ所蔵されていた。ところが鍋島家の分が鍋島家にとりつぶされた竜造寺家の遺児夕姫の手に帰し、肥前の術者山田浮月斎も多三郎、千四郎兄弟を使って、これら武芸帳を奪おうとする。そこで千四郎は江戸の柳生屋敷を、多三郎は夕姫を狙うが、彼はやがて夕姫を恋するようになった。夕姫は江戸へのぼり、藪大納言家から大久保彦左衛門の手に移った一巻をうばうため、柳生兄弟--友矩、又十郎、於季を相手に争うことになる。又十郎は夕姫に化けて大久保邸を訪れ、武芸帳を発見するが、千四郎にはばまれ、巻物は二人の手によって真二つに引き裂かれた。この頃多三郎は夕姫を恋した件で破門され、又十郎も無意味な武芸帳争奪に嫌気がさして、柳生家を後にした。一方浮月斎は、夕姫一党をたずね、力をあわせて一挙に柳生家を襲おうと計画する。期日は十五日と定められたが、それを早くも知った柳生一党は夕姫一党を急襲して大乱闘となった。その時多三郎は、馬をかってこの乱闘に加わり、夕姫を救うと役人たちの十手を逃れて、江戸から離れた渓流に達した。そこで、この武芸帳をめぐる無意味な争いをやめさせるため、自首して出ようとする多三郎を、夕姫は強くおし止め、二人は筏に乗っていずこへともなく立ち去って行った。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1957年4月14日
上映時間
106分
製作会社
東宝
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社