あらくれ(1957):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
あらくれ(1957)
あらくれ(1957)
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あらくれ(1957)

1957年5月22日公開、121分、文芸
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日本自然主義文学の代表者、徳田秋声が大正四年発表した同名の原作より「夜間中学」の水木洋子が脚色、「流れる」の成瀬巳喜男が監督した文芸篇。撮影は「大安吉日」の玉井正夫。主演は「雲の墓標より 空ゆかば」の高峰秀子、「花は嘆かず(1957)」の上原謙、「人間魚雷出撃す」の森雅之、「雪国(1957)」の加東大介、「多情仏心」の三浦光子。ほかに東野英治郎、岸輝子、宮口精二、志村喬、丹阿弥谷津子、仲代達矢など。1957年5月28日より全国公開。

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ストーリー

お島は庄屋の娘だが、子供の時から農家に貰われ、結婚話をいやがって東京に逃げ出して来た。植源の世話で神田にある罐詰屋の若主人鶴さんの後妻になるが、女出入のはげしい主人と、気の強いお島との間には悶着がたえない。遂に腕力沙汰の大喧嘩の果て彼女は腹の児を流して家を出た。落着いたのは、草深い寒村の旅館浜屋。そこの女中となったのである。胸を病んだ妻と別居している旅館の若旦那は、彼女に想いをよせて関係を結ぶが、細君が回復して戻って来るとなれば、また家を出なければならぬ。東京へ帰って洋服店につとめるようになった。そのうち、同業の職人小野田を知り、ミシンを習って下谷に店をもつ。小野田は怠け者だが、勝気なお島によって、どうやら商売も軌道に乗るようになった。しかしやがて小野田の父が同居するようになると、酒飲みの老人には嫁の性格が気にくわぬ。再びゴタゴタが絶えなかった。その時、病気になった浜屋が上京して来る。お島は本郷に店をかまえ、だんだん繁昌するが、夫は仕事一方の妻が気に入らない。植源の娘おゆうを囲うようになった。その頃、病が重くなった浜屋が死んだ。暗い気持にとらわれたお島は、夫とおゆうが会っている現場をおさえ、物干竿で二人の間にあばれ込む。小野田は雨の中を逃げ出して行った。勝気で、向意気の強いお島は、男にほだされる情の詭さによって、いつまでも不幸だった。

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作品データ

原題
Untamed Woman
製作年
1957年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1957年5月22日
上映時間
121分
製作会社
東宝
ジャンル
文芸


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