永遠に答えず:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
永遠に答えず
永遠に答えず
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永遠に答えず

1957年6月11日公開、90分
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斎藤豊吉の同名原作、ラジオ東京ほか七局の連続放送劇の映画化。三部作のメロドラマ。「孤独の人」の西河克己と、山内亮一が共同脚色、西河克己が監督した。撮影は「愛ちゃんはお嫁に」の藤岡粂信。主演は「マダム」の月丘夢路、「命も恋も」の葉山良二、「倖せは俺等のねがい」の高田敏江、「反逆者」の浅丘ルリ子。

ストーリー

戦時中--叔母にあたる坂東流舞踊の師匠もよの家に世話になっている由美子は、青年小峰宏と相愛の仲となった。だが宏に赤紙が来た。郷土の塩釜で盛大な壮行の宴を受けた彼は、その夜由美子と海岸を彷よううちに、いつしか二人は太平洋の潮吹雪に打たれながら崩れ倒れるように強く抱擁し合っていた。彼女は宏の子供美奈子を生んだ。しかし、その頃宏戦死の報を受けたもよは、父無し子を哀れんで、秘かに生れた子を他人に預けた。子は死んだと信じた由美子は悲しみの鳴咽にむせぶのであった。終戦--東京に戻った由美子ともよは、汁粉屋をはじめたが、街のボスにさからったことから、もよは惨々に痛めつけられ、それが原因で死んでしまった。その死際、由美子はわが子が生きていることを知らされた。もよの死後、彼女は隣のおでん屋源吉の家に身を置いた。源吉の家には一人の少女がいたが、その少女こそ由美子の子美奈子であった。ある日由美子はかつての親友、今では坂東流の名取礼子と奇遇したことから、もよと同じ坂東流の師匠井崎房代の許に身を置くことになった。その頃戦死した筈の宏が戦友の俊男とともに復員してきた。俊男は井崎家の長男で、やがて坂東流の跡取りとなる青年だった。俊男には、あかねという許婚がいたが、一眼由美子をみてすっかり心を奪われてしまった。一方、塩釜に帰郷した宏は、市会議員の娘悦子との結婚を強いられたが、由美子が忘れ切れず東京に出て来たが、ついに探し出せず悦子との結婚を承知させられてしまった。その頃、俊男の新作舞踊発表会が開かれたが、その時由美子は俊男に愛を打明けられた。だが、たまたま祝電中に宏の名を見つけた彼女は塩釜へ駈けつけた。塩釜の小峰家は宏と悦子の結婚式で賑わっていた。傷心の由美子は二人して固く抱擁した想い出の海岸を淋しく彷徨して行った。

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作品データ

原題
Never to Reply
製作年
1957年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1957年6月11日
上映時間
90分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社