ゆうれい船 前篇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ゆうれい船 前篇
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ゆうれい船 前篇

1957年9月15日公開、85分、時代劇
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朝日新聞に連載の大佛次郎の原作を、「午後8時13分」の須崎勝弥が脚色。監督は「隼人族の叛乱」の松田定次、撮影は同じく川崎新太郎。東映スコープ、イーストマン東映カラー。主演は「隼人族の叛乱」の中村錦之助、「仇討崇禅寺馬場」の大友柳太朗、「股旅男八景 殿さま鴉」の月形龍之介、長谷川裕見子。ほかに大河内傳次郎、進藤英太郎、原健策、三島雅夫、桜田弘子など。

ストーリー

次郎丸の父軍兵衛は、日本一の船頭とうたわれていたが、時化に遇い乗っていた船観音丸と共に行方不明になってしまった。そこで次郎丸は偉い侍の大将になろうと、愛犬シロと共に叔父五郎太夫を頼って都に出て来た。だがこの頃京の都は足利将軍を倒して独裁者となった松永弾正の悪政の下に、民百姓は塗炭の苦しみにあえでいた。次郎丸は、叔父の邸を尋ねる途中、松永弾正ら為政者の悪業を憎む、雪姫と左馬之助とに知合った。都での五郎太夫に対する世評は悪かった。戦乱にまぎれて悪どいもうけをしている悪商人だというのだ。シロを従え叔父の邸に来た次郎丸はその噂が真実であるのを知った。その時、雪姫を先頭に百姓一揆の人々が五郎太夫の邸に押寄せた。しかし、このことを前もって探知した五郎太夫が用意した軍勢によって散々に打ちのめされ、雪姫も危いところ駈けつけた左馬之助によって助けられた。弾正と結託している五郎太夫は、雪姫の穏れている村を知ると、弾正に頼んで討伐の軍勢を差向けさせた。これを知った次郎丸は急を雪姫に報せようと、シロと共に叔父の邸を脱け出した。そして、弾正の軍勢に引立てられようとする雪姫を、次郎丸は左馬之助とその部下たちと一緒に見事救い出し、次郎丸を迎えに来た新兵衛爺やの船で海に逃れることが出来た。--その夜霧の彼方の海に幻の如く浮び上ったのは、その頃噂の“ゆうれい船”であった。次郎丸の父が乗っていた観音丸によく似た姿。と、見る間にこの“ゆうれい船”は、一行の前から消え去った。

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作品データ

原題
Ghost Ship Part1
製作年
1957年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1957年9月15日
上映時間
85分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


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