別れの茶摘み歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
別れの茶摘み歌
別れの茶摘み歌
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別れの茶摘み歌

1957年7月2日公開、60分
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久々の竹中弘祐と、「この二人に幸あれ」の本多猪四郎が脚本を書き、同じく本多猪四郎が監督した。撮影は「東京だョおッ母さん」の栗林実。主な出演者は「東京だョおッ母さん」の島倉千代子、太刀川洋一、「金語楼純情日記 珍遊侠伝」の扇千景。ほかに、北川町子、大塚国夫、平田昭彦など。

ストーリー

千代は茶畑に働く仕事熱心な娘である。晴れた或る日、千代は新茶の見本を町の茶問屋井上商店に届けに行った。井上商店の末娘道子は偶々来合わせていた従兄妹の商船大学学生の秀俊とともに、千代を散歩に誘った。数日経って思いがけなく秀雄と道子が訪ねて来た。秀雄が茶畑を見たいというのである。野苺を口に含みながら、夕闇迫る茶畑の丘に、秀雄と千代は時を忘れて語り合うのだった。しばらく経つと秀雄は千代を清水の商船大学に招待した。二人の話題は恋人を慕って東京に家出した道子のことにあったが、道子の思い切った行動は、秀雄の心を大きく動かし、千代に深い愛情を寄せるようになった。秀雄は、練習航海が終ったら何をおいても千代を訪問すると約束した。喜びにあふれて家に帰ると、事もあろうに父が畠で倒れて重態になっていた。新種の茶に植をかえねばならない、しかし資金がないという大切な時だった。こうした時に井上商店のご隠居が千代を訪れて来た。ご隠居は道子の相続する財産を茶畑の改植の費用にと届けてきたのである。それは道子が家出の時に書き残した願いなのだった。喜びに涙ぐみながら、千代は新種の茶の植変えを始めた。村の青年達も応援に来た。その日、商船大学の練習船は秀雄を乗せて遠洋航海に旅立った。千代は茶畑の丘から練習船をいつまでも見送っていた。「別れの茶摘歌」を歌いながら……。

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作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1957年7月2日
上映時間
60分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社