鬼火駕籠:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
鬼火駕籠
鬼火駕籠
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鬼火駕籠

1957年11月12日公開、87分、時代劇
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「緋ぼたん肌」の八尋不二の脚本により新人弘津三男が監督、「銭形平次捕物控 女狐屋敷」の牧田行正が撮影した時代劇。主演は「稲妻街道」の市川雷蔵、「お富と切られ与三郎」の瑳峨三智子、「鳴門秘帖(1957)」の林成年、「赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼」の中村玉緒。ほかに小町瑠美子、矢島ひろ子、新人和泉千太郎など。

ストーリー

奥州天堂藩は隣藩六郷弾正から領地を強奪された。弾正は老中に取り入っていた。天堂藩は使者を送り直訴しようとしたが、暗討にあった。第二の使者、家老兵之進は江戸に到着したが、夜の神田川べりで、刺客に襲われた。彼は殺され、娘の琴江は恐怖から発狂した。在江戸天堂藩士、御手洗と琴江の兄兵馬は老中井上の行列へ直訴を計ったが、供侍たちに追われ、進退窮した時、月太郎という男に救われた。この男の素性は判らなかった。伴次郎は浅草の人入れ稼業丹兵衛の家に、兵馬は両国の掛小屋の座頭あやめのもとに身を隠した。月太郎には柳橋の芸者染次がつきまとった。江戸市中を狂い歩いていた琴江は月太郎の子分勘次に出あい、月太郎の長屋までついてきた。御手洗様……と口ずさむ琴江に、月太郎は御手洗を引き合わせた。琴江は彼の許婚者だった。御手洗が琴江の様子を知らせようとあやめ座を訪ねた時兵馬は不在だった。伝言を頼まれたあやめは、妹と知らず、琴江に嫉妬し、兵馬には何も伝えなかった。天堂藩は大目付松平へ盛んに強奪の件を申し立てた。弾正と刺客山田は彼の暗殺を企てた。弾正らに襲われかけた大目付役は月太郎に救われ、天堂藩の窮状を訴えられた。彼は月太郎が先年暗討にあった郡代の一人息子であることを察した。彼は父を討たれ無頼の群に身を投じたのだった。帰途、染次が現れ彼を口説くが、月太郎は逃げだした。染次は山田の妹で、弾正の間諜であった。弾正の刺客が御手洗ら三人へ指し向けられた。御手洗だけがおびき出されたが、兵馬と丹兵衛の妹お糸が一家の若い衆を連れ駈けつける前に、月太郎により救われた。ところが、月太郎が隠れ家へ帰って見ると、琴江の姿がなかった。月太郎ら三人は弾正宅にしのび込み、琴江をさがした。月太郎に再び助けられた琴江は兄と御手洗にやっと再会した。しかも彼女はこの乱闘のショックで正気にかえった。染次は兄の悪事の次第を知り兄をいさめたが受けいれられぬ。改心した彼女の知らせでひそかに江戸を去ろうとした弾正を兵馬、琴江らは力を合せて倒し仇を討った。悪人は亡びた。使命を果して藩へ旅立つ三人を、月太郎、染次らが晴れやかに見送っていた。

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作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1957年11月12日
上映時間
87分
製作会社
大映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社