熱砂の月:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
熱砂の月
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熱砂の月

1962年4月29日公開、108分、アクション/サスペンス・ミステリー
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斎桓原作より「青年の椅子」の松浦健郎が脚色、「若い奴らの階段」の田中重雄が監督したアクション・ミステリー。撮影もコンビの高橋通夫。

ストーリー

若き原子物理学者森進次はアメリカの帰途、友人王作林を訪ねる目的で香港に立ち寄った。彼は高文明と名乗る青年と知り合い、王作林が不慮の死をとげたことが判った。墓参のあと、進次はロートオという女の危難を救い、フナン国公使館に案内された。同国国防司令官のバンジャは王国のため力をかしてくれという。フナンに向う特別機の中で初めてその事情が明らかにされた。フナン国西部州でウラニウム鉱が発見されたが、王位を狙う州の長官リュウ殿下がそれを知れば、外国に利権を売ってしまう懸念もあるので、極秘裡に鉱質の調査をして欲しいというのだ。王宮で気高くも美しい王女ナーシャを見たとき、進次の心は決った。狩猟の名目でナーシャ、進次、ロートオの一行は調査のため、西部州に入ったが、その中には高文明もまぎれ込んでいた。目的地に着いた一行はリューの反乱軍に囲まれた。しかし高文明の機敏な働きで、ナーシャと進次はジープで逃れることができた。一夜、隠れ家で傷ついた進次を介抱しながら、ナーシャは烈しい愛情を打明け、二人はくちづけをかわした。州境の近くで、異変を知って駈けつけたバンジャの国防軍が二人を迎えた。集落にひそむリューの反乱軍は国防軍との一戦に敗れ去った。やがて、フナンの王宮では内乱の鎮定と、ウラニウム発見の盛大な祝賀舞踏会が開かれた。最初のワルツを踊りながら、ナーシャは進次の耳に「私も日本へ行きます。森の女神のブロンズの下で待っていて下さい」と囁いた。約束の場所で彼女を待つ進次に、ナーシャへの叶わぬ恋に狂ったバンジャが拳銃を向けた。リューに内通していたバンジャこそ、王作林暗殺の張本人なのだ。危い進次を救ったのは高文明で、彼は王作林の異母兄王惟新であった。折も折、ロートオが国王の訃を伝えた。ナーシャは王位をつがねばならない。彼女と進次の恋はかくて終った。東京へ飛ぶ旅客機の中で、進次はナーシャの華やかな戴冠式の新聞記事を、感慨深く読むのだった。

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作品データ

原題
Princess and I
製作年
1962年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1962年4月29日
上映時間
108分
製作会社
大映東京
ジャンル
アクションサスペンス・ミステリー


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