乳房と銃弾:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
乳房と銃弾
乳房と銃弾
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乳房と銃弾

1958年1月29日公開、80分、アクション
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「十代の罠」のコンビ山崎巌が脚本を、野口博志が監督を担当したアクション・ドラマ。撮影も同じく「十代の罠」の永塚一栄。主演は「燃える肉体」の筑波久子、「裸女と拳銃」の二谷英明、それに香月美奈子、宍戸錠、西村晃、木室郁子が加わる。色彩は日活コニカラー。

ストーリー

横浜の鉄筋ビル工事現場で、視察中の開発省県支局の庄司課長補佐が何者かによって射殺された。ビル施工の木田組社長木田が参考人として喚問された。彼は事件発生時、被害者と一緒にいた有力な容疑者だった。理由は、土建業者と県支局の汚職容疑で庄司に出頭令状が交付される矢先のことで、庄司の口を封じる必要のある者の仕業に違いないからだ。渡刑事は木田を取調べたが、木田は何も知らなかった。その帰途、彼の車が通行人と接触し、その女を「ゆり」という洋装店まで送ってゆくと、昔の愛人三笠ゆりの店だった。木田は二年振りの再会を喜んだが、ゆりはなぜか彼に冷たかった。翌日、木田は同業の立花組社長立花に庄司の遺族への見舞金の件で会い、ゆりが彼の情婦であり、またその後援で歌手として舞台に立っていることを知った。捜査は難航し、また庄司の長男の庄司巡査が失踪するという事件が起きた。渡刑事は親友の妹庄司杏子に犯人の検挙を誓った。ゆりが暴行をうけるという事件も起きた。犯人は失踪した庄司巡査とされ、現場に落ちていた彼のカギで、中央郵便局の私書箱を開けると、中から精巧なニセ五千円札が出てきた。木田はゆりを追求し、あの暴行事件は立花に強制された芝居だと白状させた。ゆりは麻薬中毒で立花から離れられないのだ。渡刑事は立花組の倉庫に乗りこみ、ニセ五千円札の山を発見した。が、その時、一味に取り囲まれていた、--ちょうど、庄司刑事がそうだったように。立花はゆりを脅して木田を誘い出させ、射殺しようとしたが、失敗した。木田はゆりに自首させようとしたが、彼女は自殺を図り、彼に愛を告白し、立花が下田から香港へ高飛を図っていると知らせた。県警の一隊が下田へ向った。立花一味は渡刑事を盾に警戒網をくぐり抜けた。立花はヘリコプターで下田へ飛んだ。港での射撃戦の末、一味はぜんぶ逮捕された--数日後、傷がなおり退院するゆりに、木田が優しくつき添っていた。

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作品データ

原題
Woman with the Gun
製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年1月29日
上映時間
80分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社