どうせ拾った恋だもの:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
どうせ拾った恋だもの
どうせ拾った恋だもの
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どうせ拾った恋だもの

1958年4月1日公開、53分、ミュージカル
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「十代の恋よさようなら」の西島大の脚本を、新人関喜誉仁が監督し、「永遠に答えず (完結篇)」の藤岡粂信が撮影した歌謡映画。コロンビア・ローズが主演するほか、「美しき不良少女」の香月美奈子、「錆びたナイフ」の安井昌二、その他、千葉麗子、久松晃などが出演している。

ストーリー

ある夜、高野病院にヤクザの伸次が、弟分の哲に助けられながら転りこんできた。医師の秋山も婦長ののぶも不在で、看護婦の道子の応急処置の甲斐もなく、病人は息絶えた。翌日、秋山はそのことで元気のない道子をなぐさめた。彼は高野院長の世話で大学を卒業し、将来は一人娘の佳代子と結婚して、病院を継ぐことになっていた。しかし彼の心は道子にひかれていた。病院には道子の他に、歌の好きな正代や見習の幸子がいた。のぶは年下の学生北村と不倫の関係を持ち、彼の愛を金でつなぎとめるため、職責を利用して、ブローカー大竹と共謀し、悪質な薬品を仕入れ、利ザヤを稼いでいた。秋山は二人の取引を知り、伸次の死因も粗悪な薬品のせいではないかと疑った。のぶは責任は道子にあると主張し、秋山と道子のことを佳代子に告げ口した。ある日のこと、ヤクザの哲がかつての伸次の情婦であった頃の道子の写真を持ってユスリにやって来た。のぶは道子が自分の素性を知られるのを恐れて、伸次を殺したのだといった。一人秋山は問題の解決に苦しんだ。道子はすべてをあきらめて病院を去った。秋山はすべてを清算して、東北の診療所に就職することにした。出発前に秋山をたずねた正代の口から、道子の真情をしった秋山は、ダンサーになった道子をたずねたが、秋山の将来を思う彼女は、彼を追いかえしてしまった。その帰途、偶然にのぶと哲の取引をみつけ、すべてはのぶの悪計であったことを知った。寂しく旅立つ秋山の前に、正代らの激励で、新しい希望にもえる道子が立っていた。幸福な二人をのせた汽車は、北の国を目指して出発した。

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作品データ

原題
Love by Chance
製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年4月1日
上映時間
53分
製作会社
日活
ジャンル
ミュージカル


[c]キネマ旬報社