銀鼠流線型:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
銀鼠流線型
銀鼠流線型
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銀鼠流線型

1934年公開
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「絢爛たる殺人」「ボレロ」のガートルード・マイケルが主役を勤める映画で、フレデリック・アーヴィング・アンダーソンの原作をアンソニー・ヴェイラが脚色し、「女難アパート」「冷蔵庫の赤ん坊」のラルフ・マーフィーが監督に当たり、「南瓜とお姫様」「可愛いマーカちゃん」のアルフレッド・ギルクスが撮影した。助演は「合点!!承知!!」「愛の鳴咽」のポール・カヴァナ、「恋の凱歌」「合点!!承知!!」のアリソン・スキップワース「恋と冒険」「脱線泥棒」のレオン・エロール、「暴君ベロ」のファーヂナンド・ゴットシャルク、ベン・タガート、ジャック・マルホール等である。

ストーリー

紐育の警察は女賊ソフィ・ラングの大胆不敵な行動に絶えず悩まされていた。今も1宝石店から女賊に襲われたという報があり、腕利きの警察部長ストーンの命令の下、非常線が張られたが、そのときはもうソフィが姿をくらました後だった。海外に姿を消したという噂のあったソフィが、急に活躍し出したのは、欧州の巨盗マキシミリアン・バナードが紐育の彼女の縄張りを荒らしに来たからであった。バナードはナイジェル卿と称して渡米し、ストーン部屋を訪れたが、ストーンは早くも彼の正体を見破り、彼を利用してソフィ・ラングを捕まえようとした。が、この計画は特殊な装置で既にソフィに知られていた。その夜、ソフィは片腕のネリイ婆さんを手先にわざわざバナードに近づいた。バナードとストーンの鼻を明かそうという魂胆であった。ソフィは警察当局すら彼女の指紋一つ知らないほどの曲者で、バナードも勿論ソフィとは知らずに惚れ込んでしまった。あるひ、テルフェンほうせきてんに10万ドルもするノオーテスキューの真珠が輸入された。ストーンは、バナードを囮にソフィを捕まえようとした計画を彼女に知られたと悟るとそれをあきらめ今度はテルフェン宝石店を舞台に罠を作って彼女を捕まえようとした。が、これも見事に裏をかかれ、伯爵婦人にばけたソフィに貴重な首飾りまで盗まれてしまった。バナードを尾行していた者の報告により、彼がテルフェンの店に立ち寄った事が判り、ストーン等は彼のアパートを訪れた。そこへ仲良しになったバナードとソフィが帰ってきた。が、ストーンはそのときもバナードの婚約者と称する女がソフィとは知らず、バナードがソフィから盗ってポケットに忍ばせていた首飾りを証拠に彼を捕らえ、芝居の巧みなソフィはそのまま帰した。ストーンが彼女がソフィだと気がついたときには、バナードから取り上げた首飾りは無くなっていた。ストーンが時を移さずソフィを追撃したが時すでに遅く、虚に乗じて逃れたバナードと共にソフィは警戒付の車で埠頭へ向かい、欧州通いの汽船に逃げ込んだ。そして、2人は新婚旅行とも、ほとぼりをさます旅ともつかぬ旅に上がったのである。

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作品データ

原題
The Notorious Sophie Lang
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社