銀の靴(1939):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
銀の靴(1939)
銀の靴(1939)
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銀の靴(1939)

1939年公開
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「庭に千草」とほとんど同一スタッフによって製作されたディアナ・ダービン主演映画で、脚本はブルース・マニングの書卸しである。監督は「天使の花園」「オーケストラの少女」「庭の千草」のヘンリー・コスターで、音楽、撮影、美術監督等も数々のダービン映画に関係したチャールズ・プレヴィン、ジョセフ・ヴァレンタイン、ジャック・オターソンが夫々担当している。助演者は「庭の千草」「アヴェ・マリア」のヘレン・パーリッシュ、新人ロバート・スタック、「オーケストラの少女」「幽霊西へ行く」のユージーン・パレット、舞台から来たルイス・ハワード、往年のスタア、リートリス・ジョーイ、「アヴェ・マリア」のマーシャ・メイ・ジョーンズその他である。

ストーリー

女学校生活を終えて、今日は楽しい卒業式。級友達は出迎えの両親達に囲まれて喜々として我家に帰って行くのに、両親のないコニイは今まで世話になった金持の伯父に呼び戻されて唯一人、ニューヨークのクリントン家に行くのだった。コニイを迎えたクリントン一家は、伯母は占星術に夢中になって居り、従兄弟はぐうたらで全然無関心だし、わがまま娘のバーバラはコニイをまるで女中位にしか扱ってくれない。唯一人の味方であるべき伯父は多忙で外出勝で誰一人としてコニイを喜び迎えてくれる者はなかった。ある日バーバラは社交界の人気青年テッドと遠乗りの約束をしたが用事のため遅刻するのでこのことをコニイに伝言させる。テッドに初めて会ったコニイは彼の男らしさにすっかり魅せられてしまった。翌日テッドから大舞踏会を催すからコニイも一緒にという招待状を受取って、コニイはテッドとの再会に胸を躍らしたが、夜会に着るべき衣裳がない。やっと卒業式の服を思い出し、これを女中に何とか直してくれと頼んだところ、彼女の境遇に同情し、また心の優しさに好意を寄せていた召使たち、それにコックの兄で交通巡査のマイクまでが金を出しあって立派な夜会服と靴を提供した。これを見たバーバラは俄かに羨み出し、何とかしてコニイの夜会行を中止させ様と一策を案じ、今夜遠方から伯父のジェースンが来るから留守番をしてくれるようにと云いすてて、喜びから失望のどん底に落されたコニイを残して行ってしまう。この有様を見た召使たちは更に一策を案じコニイを舞踏会に送り込む。皆の好意に救われたコニイはテッドと心ゆくまで踊り、楽しさに思わず時を過しあわてて帰ろうとして、誤って階段から靴を片一方落してしまった。帰宅すると嫉妬に燃えたバーバラが非常に憤慨し、コニイを散々に侮辱する。たまりかねたコニイは秘かに同家を去り、理解者である学校の先生のところに行って事情を打明ける。翌日の演奏会にコニイは淋しい心でテッドを想いながら「ある晴れた日に」を歌う。ふと見ると失った靴を持ってテッドが来ているではないか。歌うコニイの顔にはうれし涙が流れている。

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作品データ

原題
First Love
製作年
1939年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル支社
初公開日
1939年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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