血の岸壁:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
血の岸壁
血の岸壁
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血の岸壁

1958年5月13日公開、98分、アクション
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藤原審爾の原作を、「明日は明日の風が吹く」の松浦健郎をはじめ、石井喜一、松原佳成の三人が脚色、「麻薬3号」の古河卓巳が監督、松橋梅夫が撮影したアクション・ドラマ。主演は「暗黒街の美女」の水島道太郎、「霧の中の男」の左幸子、「羽田発7時50分」の白木マリ、岡田眞澄。

ストーリー

国際密輸団の麻薬に挑む税関吏の仕事は、危険の多い仕事である。今日も、税関吏でありながら、麻薬団の手先になった男の溺死体が上った。その頃、神戸港に香港から着いたデンマーク船から、多量の麻薬が押収された。早速、税関、水上警察、海上保安庁などの緊急合同会議が開かれ、密輸団の秘密組織を突止めるため、囮捜査をすることにした。この重大な仕事に選ばれたのは、殺された税関吏と共に密輸の片捧を担ぎ、逮捕状が出ている税関吏の高木だった。ところが警察内部にまでスパイを持つ密輸団は、ボスのサム・ローガンの命令で、アメリカ帰りのユキ松原や丘を使って、たちまち高木を連れ去った。そして、彼を買収して麻薬を取返えそうとした。「税関吏押収中の麻薬を持って逃走」という囮記事が発表されるや、警察と密輸団の注意は、高木の身辺に集中した。「明後日の夜十時、場所は神泉苑」と書いたトランプの半片を受取った高木を間に、当局と密輪団の戦闘が開始された。岐路に立つ高木は、その悩みを愛人三枝にすら話せなかった。約束の場所に現れた中国人は、高木の空の鞄を持って去った。それを追う警官、残された高木は密輸団の手中に閉じ込められた。捕われの身の高木に、ユキはいつしか好意を寄せ、二人で逃げようと計画をたてた。一方、サム・ローガンは麻薬の取引を機に、大ボスを失墜させ自分が親分になろうとしていた。高木はそんなこともしらずに取引の場所に出かけた。そのキャバレーで取引の最中に、ユキが拳銃を持って入って来た。突如として発射された銃声に場内は騒然、なだれ込む警官達、そのスキに二人は金を持って逃げた。高木は警察にもどらずに外国船へ急いだ。しかし、タラップの上には拳銃を持ったユキが立って、三枝と二人で幸せに暮せといった。必死に涙をこらえるユキの顔、--「ボーッ」と最後の汽笛を残して船は遠去かっていった。

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作品データ

原題
The Smugglers
製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年5月13日
上映時間
98分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社