続禁男の砂:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
続禁男の砂
続禁男の砂
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続禁男の砂

1958年5月8日公開、107分
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「海人舟より 禁男の砂」の続篇で、高橋半の脚本を、「若い広場」の堀内真直が監督、「娘三羽烏」の小原治夫が撮影した。前作同様、「夜の波紋」の大木実と、「二等兵物語 死んだら神様の巻」の泉京子が主演。ほかに瞳麗子、日守新一、坂本武、青江奈美など。色彩はイーストマン松竹カラー。

ストーリー

東京で銀行強盗を働いた上田と武夫は、武夫の故郷輪島へ渡った。上田は生物学者というふれこみで、しばらくホトボリをさますつもりだった。奪った七百万円のつまったトランクは、海女も寄りつかぬ竜神ケ淵の洞穴へかくした。海女の久子は上田にひかれた。同僚の松子もはり合った。研究材料と称するヒトデを、鮑はそっちのけで、上田に集めてやる。村人たちは上田を学者先生と思いこみ、村の祭りの祭主になってもらった。祭の日、警官がやってきた。が、それは上田らを捕えにきたのではなかった。上田は久子と踊ったのち、彼女を抱いた。武夫が一度久子が竜神ケ淵に近づいたので、口止めのため抱けと言ったのだ。しかし、上田は本当に彼女を愛していた。が、彼女に淵へ近寄らぬと誓わせた。しかし、久子は上田のためにヒトデを集めようと、淵へもぐった。彼女はトランクを見つけ、その中味を知った。駈けつけた上田を責めても遅かった。二人は愛し合っていたのに。--久子の妹芳枝は、上田の持ってきた潜水具を使って姉のためとこっそり、淵へもぐった。事故が起り芳枝は再び浮き上らなかった。その葬式の日、彼女の若い夫は上田をなぐり倒した。恨んでいたのだ。久子は上田のことをぜんぶ話してしまおうとした。が、どうしても出来ない。傷心の上田は輪島を離れ、和倉温泉へ行った。久子が追ってきた。二人が輪島へ戻ったとき、久子の父剛二郎は病気だった。破傷風だ。その血清は本土にしかない。ちょうど嵐になる。上田は素性を明すことで、本土から警官を呼び、その保安庁の船に血清を積ませようとした。それを阻止しようとした武夫は、上田と争った末、灯台から落ちて死をだ。--血清が着き、病人は助かった。上田は警官に連れられて、船へ乗りこんだ。「待ってる、いつまでも。」久子はそのまま立ちつくした。

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作品データ

原題
Love in the Deep -"Underwater" Series-
製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年5月8日
上映時間
107分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社