血汐笛:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
血汐笛
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血汐笛

1958年7月6日公開、86分、時代劇
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新聞十数紙に連載された柴田錬三郎の原作を、「火の玉奉行」の結束信二が脚色、「伊那の勘太郎」の小沢茂弘が監督した娯楽時代劇。撮影は「火の玉奉行」の吉田貞次。出演は「伊那の勘太郎」の東千代之介・千原しのぶ、「鴬城の花嫁」の雪代敬子、それに大河内傳次郎・桜町弘子・喜多川千鶴など。色彩は東映カラー。

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ストーリー

旗本相馬修之進は、一橋大納言の屋敷に呼出され、娘由香に将軍家から下されたお墨付を強要されていた。相馬が拒み刺客たちが殺気立った一瞬、現われたのは笛吹き天狗だった。同じ頃、由香も大納言に図られ連れ出されていた。刺客の一団に囲まれた時、現われたのがきらら主水、斜線を描いた主水独得のきらら剣法に刺客は月を仰いでのけぞった。主水が由香を送って彼女の家に引返すと、由香の父を救った笛吹き天狗が先に来ていた。「お墨付を貰いに来た」「由香を頂こう」。二人は対決した。が、乱入して来た大納言の刺客のために勝負は中断された。主水は由香を小唄の師匠小えんの家にあずけた。--この事件の背後には将軍家世継をめぐる陰謀がかくされていた。大納言は、浪華の豪商鴻池に将軍家姫君甲姫とひきかえに莫大な金を召し上げ、その金力で一子治直を将軍家後継にしようと狙っていたのだ。そのため、知的障害者の甲姫を亡きものにし、甲姫と双生児のため相馬の娘として育てられた由香を身替りにしようと、由香とお墨付を手に入れることを企んだのだ。一方、この陰謀を打破しようと松平大和守も策をめぐらせていた。由香の素性を知ったことから陰謀のからくりを悟った主水は、大納言別邸から甲姫を救い出した。その頃、笛吹き天狗は鴻池の宿所で、大納言から鴻池にあてた秘密の手紙を奪い取っていた。だが、小えんの家では刺客に襲われ、小えんは殺され、由香は大納言の屋敷に連れ去られた。いよいよ鴻池と由香との固めの盃が交されようとしたとき、息せき切って来た主水が颯爽と斬りこんで来た。たちまち凄烈な乱闘。その只中に上意書を掲げて大和守が乗り込んだ。その大和守を見て主水は目を見はった。意外にも、大和守は笛吹き天狗と同一人であったのだ。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年7月6日
上映時間
86分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社