赤線の灯は消えず:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
赤線の灯は消えず
赤線の灯は消えず
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赤線の灯は消えず

1958年7月13日公開、90分
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その後の赤線地帯を舞台に、更生しようとする売春婦たちをテーマとした物語。「大阪の女」を共同脚色した相良準のオリジナル・シナリオを、「愛河」の田中重雄が監督、「大阪の女」の渡辺公夫が撮影した。「大阪の女」の京マチ子・船越英二、「巨人と玩具」の野添ひとみ、他に根上淳・小野道子らが出演。色彩は大映カラー(アグファ・カラー)。

ストーリー

赤線の灯は消えたか--荒木信子は吉原をやめて、もう二度と男にふれまいと思った。彼女は夫に先立たれ、中風の義母のために仕送りを続けてきたが、売春禁止法の施行の前に死なれていた。が、彼女は白線の女島子の誘いに乗せられ、通称ヤッパのジョーの手に捕まった。更生しようと思っていた矢先である。信子は彼から逃げだし、やっとの思いで町工場に住みこんだが、ここの主人にいどまれ、また逃げ出す。お霜婆さんの屋台店を手伝い、少しは落着いたが、ジョーが現れ彼女を追着回す。お霜婆さんが不意に死に、後を継げそうになったが、それもジョーのために駄目になった。屋台で昔の同僚・葉室ヒデにあった。彼女は旅館を経営する父母の死後、家出しお定まりの吉原入りとなったのだ。もとの旅館の板前・宗吉が上京してきた。彼と結婚するはずだったが、隣家の売春婦とのケンカで吉原のことがバレた。宗吉には大きなショックだった。ヒデは彼を残したまま姿を消した。信子の口添えで二人は結ばれかけたが、宗吉はやはり昔のことが気になり、再びビデはいなくなった。ヒデと信子が偶然落ち合った先は、偽装売春クラブだった。信子はジョーの子供を妊娠しており、それを生むために自ら飛びこんだのだ。そこには吉原の昔の仲間が皆そろっていた。沖縄へ売り飛ばされるのも知らずに、ジョーがここの用心棒になっていた。島子が逃亡に失敗し、ジョーにリンチされたのを、信子はとめに行き、はからずも彼に会った。信子は島子を逃がそうとし、ナイフで襲おうとするジョーに言った。“お前の子を生むためにここに来たんだ”ジョーの腕から力が抜けた。そのスキに女たちは皆逃げだした。ジョーは女たちを追おうとする男たちを防ぎ、彼らに刺されて死んだ。--クラブの親玉らは検挙され、信子たちは再出発することにした。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年7月13日
上映時間
90分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社