太陽をぶち落せ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
太陽をぶち落せ
太陽をぶち落せ
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太陽をぶち落せ

1958年10月1日公開、85分、アクション
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宮下幻一郎の原作を、池田一朗と小川英が共同で脚色、「俺は情婦を殺す」の野口博志が監督したアクション・ドラマ。撮影も「俺は情婦を殺す」の松橋梅夫。「明日を賭ける男」の川地民夫、「銀座の沙漠」の南田洋子に、水島道太郎・稲垣美穂子・宍戸錠らが出演している。

ストーリー

北海炭鉱社長大須賀禎蔵は、妻澄江の死後一年も経ぬうちに、若く美しい蘭子を後妻に迎えた。一人息子の吾郎は、蘭子に何故か馴染まなかった。ある日、吾郎は予備校友達の美恵子たちと盛り場に行った。そこで愚連隊の健たちと喧嘩して、警察に留置された。幸いに父の友人小島刑事のはからいで、吾郎は釈放された。禎蔵は吾郎を叱責すると、吾郎は父の再婚を激しくなじった。禎蔵が出張に出た日、秘書の青野は蘭子にいいよった。青野と蘭子は音恋人同士であった。青野は云うことをきかぬと、二人の関係を禎蔵にばらすと蘭子を脅迫した。その夜吾郎は美恵子から青野と蘭子の二人が、旅館に入ったことを知らされた。駆けつけた吾郎は青野を殴り、蘭子の難を救った。そこで吾郎は、死んだ母に恋人があり自分が禎蔵の子でないことを知った。吾郎は小島から本当の父は古市といい、今は山部ダムの現場監督で野尻湖の近くにいることを知った。吾郎は父にキャンプに行くといって、グループと一緒に野尻湖に行った。そこで吾郎は古市に会ったが、出生のことは何もいわなかった。禎蔵と蘭子が野尻湖畔の別荘にやって来た。吾郎は禎蔵と二人でドライブに行く約束をした。それを知った青野は、健を呼んで二人を暗殺しようとたくらんだ。翌日、父子はドライブに出かけた。吾郎は本当の父のことを尋ねたが、禎蔵は答えなかった。絶望した吾郎は、健の車が後をつけているのも知らず、禎蔵を山道に残して走り去った。その夜、禎蔵は自動車にはねられ、重傷を負った。青野は危険を感じて蘭子を連れて山中に逃げた。禎蔵は病院のベッドの上で、ウワ言に吾郎は自分の子だといった。感動した吾郎は「お母さあーん!」と絶叫しながら、警官と一緒に蘭子の後を追った。吾郎の声を聞いた蘭子は、崖の上で必死の抵抗をし、かけつけた吾郎は凄絶な格闘の末、青野を倒した。朝日の昇る中で、蘭子と吾郎はしっかりと手を握りあった。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年10月1日
上映時間
85分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社