空中サーカス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
空中サーカス
空中サーカス
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空中サーカス

1928年公開
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「港々に女あり」の監督者ホワード・ホックス氏と「蛮勇ミックス」「乱射の巷」の監督者リー・サイラー氏とが協力監督した映画で、グレアム・ベイカー氏とアンドリュー・ベニソン氏との合作したストーリーにより、シートン・I・ミラー氏とノーマン・Z・マクロード氏とが脚色の筆を執った。「青春謳歌」のデヴィット・ロリンス氏、「曲者待った」「新旧恋の三段返し」のアーサー・レイク氏、「空の鍛冶屋」のスー・キャロル嬢、の三人が重要な役を演ずるほか、チャールズ・デラニー氏、ヘイニー・コンクリン氏、ルイズ・ドレッサー嬢等も出演している。

ストーリー

或る小さな町にバディーとスピードという仲好しの2人の青年がいた。この2人は共にこの一世を風靡している飛行機熱にうかされ共に未来の大飛行家を夢見ていた。バディーの亡兄の親友チャールズ、マニングはカリフォルニアで飛行場を経営し、多くの飛行家を養成していた。バディーはこのマニングに頼んで飛行家になる積もりでいた。母親はバディーの兄が飛行練習中に墜死して、跡に残ったのは、このバディー1人である事から、仲々にその願いを許さなかったが、バディーのたっての願いから、マニングの許に行く事を許した。そしてバディーはスピードと共にマニングの飛行場へ練習生として入った。その時、2人はマニングの妹で同じく兄の所で飛行術を教えているスーという可愛い元気な娘と知り合いになった。やがて2人に猛練習の日が続いた。滑走から、離陸、飛行、着陸へと、次々に彼等は、空の勇士になる日の到来の為に学んで行った。スピードは先天的に飛行家の素質があって、トントン拍子に上達して行ったが、それに引き換えバディーは1度墜落して依頼というもの、怯気がついてしまい、その後マニングが手を取って教えた時も、また失敗墜落した。そしては彼はただ焦り、興奮し、怯け、悩んでいた。そうした内にスピードとスーとの恋が、一方では、成長して行った。故郷にいたバディーの母は、ある日不安に脅され我が子を訪ねてこの飛行場にやって来た。それはバディーが再び墜落した日の夜であった。母は家に帰る事を我が子に勧めた。が、バディーは飛行する事を止める条件の下に、卒業の日まで此処にいる事にしてもらった。卒業の当日、バディーを除く生徒全部は、単独飛行を行う事になった。その時、スーとスピードとの同乗した飛行機は離陸の際に、車輪をぶつけてそれを失ってしまった。が、2人はそれには気付かなかった。バディーは親友の危機を見て、忽ち勇気を振るい起こし、自ら飛行機を飛ばして空中に2人の跡を追い、2人にその危険を知らせた。バディーは自ら1人の力で飛んだ。彼は喜びの余り涙を流して叫んだ。「お母さん!僕飛べますよ、飛べますよ」。

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作品データ

原題
The Air Circus
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
フォックス


[c]キネマ旬報社