女王蜂の怒り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
女王蜂の怒り
女王蜂の怒り
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女王蜂の怒り

1958年12月28日公開、75分、アクション
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国際都市を背景に、女顔役・新興ボス・海上保安官などがからむアクションもの。「白線秘密地帯」のコンビ内田弘三・石井輝男が脚本・監督をそれぞれ担当した。撮影は「ヌードモデル殺人事件」の吉田重業、音楽は「汚れた肉体聖女」の渡辺宙明。宇津井健・中山昭二・高島忠夫・久保菜穂子・高倉みゆき・三原葉子等々というオールスターキャスト。

ストーリー

神戸の波止場を真中に海堂組と竜神組はことごとに対立していた。竜神組の副長剛田は海堂組の女親分ゆりの体とシマを狙っていた。そんな時、ゆりの乾分宏の愛人京子が仲居をしている料亭「千虎」では、三軒一家の襲名式が行われ、関東一円の大親分が全部集ったが、海堂ゆりの許へはチラシがこなかった。激した広は千虎になぐり込んだ。その時竜神組の若い者を蹴ちらして広をかばったのは、竜神組の客分「ハリケーンの政」だった。広が刺されたとの報せに、ゆりは、はやる乾分達を抑え単身千虎に赴き、居並ぶ親分衆を前に、襲名式に招待のなかった理由をただした。それは世話役の剛田の作為とわかり、却って万座の笑いを買った。腹いせに竜神組は、海堂組が請負っているオリエント商事の荷に眼をつけ、これを奪った。そして剛田はオリエント社長を脅かし、運搬に当った海堂組の損害負担金の取立てについて委任状を書かした。ゆりは莫大な賠償金の返済に窮し、滝川一家の賭場で資金の調達をしようとした。しかしゆりは負けに負けて遂に剛田に自分の体を張るに至った。しかしそれにも負けてしまった。その時居合せた政は、海堂組の相談役の彦太郎に剛田の落したライターを拾って渡した。彦太郎はライターが鏡の役目を果し、剛田がいかさま賭博をやったことを覚った。彦太郎は剛田とかけあった。法度のいかさま賭博をやった剛田はオリエント商事の委任状を破ることで竜神組にわびを入れた。しかし腹のおさまらない剛田は遂に海堂組に喧嘩状を送った。波止場一帯に血の雨が降ろうとした時に、彦太郎や政の努力で事なきをえた。このことは関東一円の親分の耳に入り、仲に入るものがあって両者は和解がついた。その手打式の夜、剛田は乾杯と偽って、睡眠剤でゆりを眠らせ肉体を奪った。怒りをこめて、ゆりは剛田に最後の決闘をつきつけた。夜の波止場に剛田達は陣を構えた。しかしその時パトカーを指揮しながら海上保安官の制服に身を包んで現われた「ハリケーンの政」に、剛田達はオリエント商事の海上ギャング事件の容疑者として、逮捕されてしまった。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年12月28日
上映時間
75分
製作会社
新東宝
ジャンル
アクション


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