濡れた瞳:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
濡れた瞳
濡れた瞳
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濡れた瞳

1959年1月9日公開、84分、恋愛
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「娘の冒険」の長谷川公之が脚本を、「別れたっていいじゃないか」の枝川弘が監督した純愛メロドラマ。撮影は「母の旅路」の秋野友宏、音楽は「別れたっていいじゃないか」の加藤三男。「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」の野添ひとみ、「白鷺」の川崎敬三、「男十九の渡り鳥」の根上淳らが出演。

ストーリー

中風町子は胸を患って長野の高原療養所に来ていた。高原には東京の城南大学のラグビー合宿所があった。高瀬正夫たちが猛練習に励んでいたのだ。町子の散歩姿に目をとめ、最初に彼女に接吻した者に金を出す賭をした。正夫が奇襲戦法で成功した。翌日、正夫は町でちょうど退院する町子にあった。前日の非礼を、率直にわびた。町子は接吻されたとき、驚きといかりで正夫の頬を打ったが、今は正夫に好意を抱いた。正夫は上京したら家に遊びに来いといった。町子は近くの町で暮したが、正夫をあてというわけでもなく上京してしまう。帰京していた正夫は、彼女の不意の訪問にとまどった。正夫の兄の生物学者・芳夫のはからいで、町子は彼らの家に住むことになった。--芳夫の妻・操はいま流行のデザイナーだ。家は留守勝だった。彼女の大阪行きの間に芳夫が過労で倒れた。町子は彼につきっきりで看病した。彼が回復したとき、町子は正夫の案内で東京見物をさせてもらった。終りにナイトクラブへ行くと、榊美絵がいた。かねてから正夫が好意を持つ、あかぬけした女だ。田舎出の町子とは対照的なのだ。正夫は踊れぬ町子を家へ帰した。町子は逃げるように帰宅したが、芳夫が待ってい、ニューファッションの洋服をお礼だといって贈ってくれた。それが、町子をいくらか慰めた。正夫は翌日からラグビーの遠征に出かける。町子は操の代りに正夫の身支度を手伝った。が、その好意が正夫にはかえって苦痛なのだ。町子には目もくれず美絵と遊びまわった。--芳夫の方は可憐で純心な町子の姿が心に焼きついてきた。不在がちな妻への不満からか。彼は町子に高原での植物採集の助手になってくれと頼む。--美絵が正夫でない男と婚約した。正夫の態度がはっきりしなかったからだ。そのとき、正夫は町子の純愛を悟ったという。が、すでに町子は芳夫と採集旅行へ出発していた。正夫のいさめで妻の座に目覚めた操が、高原へ急行した。正夫はリーグ戦があったから。町子は芳夫から抱かれかかった。崖の花をとるふりをして逃げた。崖から落ち、腕をけがした。正夫はゲームが終ると山へ駈けつけた。操と芳夫を置きざりにし、町子は田舎へ帰ろうと山を下りた。正夫と出会い、二人は抱きあった。町子の瞳がみるみる濡れた。

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作品データ

製作年
1959年
製作国
日本
初公開日
1959年1月9日
上映時間
84分
製作会社
大映東京
ジャンル
恋愛


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