0番街の狼:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
0番街の狼
0番街の狼
-

0番街の狼

1959年8月19日公開、87分、アクション
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

新沼孝夫の原作を、「ゆがんだ月」の山崎巌が脚色し、「非情な銃弾」の野口博志が監督したアクション・ドラマ。「暗黒の旅券」の永塚一栄が撮影した。

ストーリー

ヨコハマの波止場に現われたのは香山政夫だ。親友の健次をたずねて神戸からやって来たのである。が、意外にも健次はアパートで放火自殺を遂げていた。焼跡に思いつめた表情で立ちすくんでいる女があった。健次の姉の美加だった。政夫は浜谷港運の沖仲仕になった。ある夜、彼は鮫島という男を尾行した。かつて健次と親しい仲で、その行動も疑問につつまれていたからだ。鮫島の行先は元町プールだった。そこには、混血娘アイリン、浜谷港運の商売仇極東交易の社長三原がいた。三原の顔を見て政夫はハッとなった。崔仙貞。香港から横浜に入りこんだ麻薬密輸の大ボスなのだ。アイリンの車を追った政夫は、彼女の家をつきとめた。アイリンは健次なんて知らないと言った。が、その隣室では、一人の外国人が様子をうかがっていた。神戸税関の香山だ。消さねばならぬとつぶやいた。翌日、政夫はアイリンの助手という女から呼出しを受けた。その女の運転する車で不吉な予感に襲われた。荷物台に時限爆弾があった。一瞬早く、二人は命を拾った。政夫は再びアイリンを詰問した。彼女は政夫をモーターボートで沖合に連れ出した。旧海軍の要塞島“第一海堡”。その無人島に仁王立ちになった男--死んだと思っていた健次だ。その顔は青ざめ、体中が細かく痙攣していた。麻薬中毒。崔を追って組織に潜入した税関員の健次なのだが、アイリンと相愛の仲となり逆に崔に利用される立場になっていたのだ。政夫を島に残して、健次とアイリンは逃げた。数日後、アイリンと健次を乗せた車が羽田に向けて走っていた。彼らは外国に逃れ、新しく生きようと決意したのだ。しかし、車は突然大音響とともに爆発した。時限爆弾が仕掛けられていたのだ。駈けつけた政夫に、健次は血まみれの手をさしのべて言った。「許してくれ、俺は足を洗いたかったんだ、姉を頼む」そして一味が極東交易の一室で高飛びの準備をしていることを告げた。崔一味は逮捕された。夕暮、政夫と美加は健次の面影をしのび、海のかなたを見つめていた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1959年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1959年8月19日
上映時間
87分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社