暗い部屋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
暗い部屋
暗い部屋
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暗い部屋

1929年公開
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「桃色の盗賊」「楽屋行進曲」のイヴリン・ブレント嬢が主演する映画で、フィリップ・ギブス氏原作の雑誌小説に基いてパトリック・カーニー氏と「コンサート」のメルヴィル・ベイカー氏とが脚色並びに台詞を執筆し、「桃色の盗賊」のルイ・ガスニエ氏が監督したもの。助演者は「駄法螺成金」「撮影所殺人事件」のニール・ハミルトン氏、「撮影所殺人事件」「崩るる天地」のドリス・ヒル嬢、「駄法螺成金」「曲線悩まし」のデイヴィッド・ニュウェル氏、「スイーティー」のウォーレス・マクドナルド氏、「愛の医者」のゲイル・ヘンリー嬢、等で、キャメラは「若き翼」「大学生気質」のアーチー・スタウト氏担当。

ストーリー

観光客相手のお土産写真を撮影する写真師のエメリイは隣人の偽人相見のマダム・シルヴァラの仕事に興味を持ち、彼女に幽霊写真を作ってやることになったが、それだけでは物足らなくなり彼自身も此のポロイ降霊術商売に身を入れようと研究し始めた。或日失業中のダンサーのエレンはエメリイの所へ写真を撮って貰いに来てポーズをしている間に餓えと疲れのために失神して了った。エメリイは彼女を救い助手として使うことにし、やがて彼女に霊媒の役をやらせるように訓練した。或日シルヴァラがいい仕事を見つけて来た。それは富豪のクレイトンの邸宅で降霊会が催されることであった。出掛ける前にエメリイはクレイトンの娘ジョイスはビリイという婚約者があるが、前に惨死した一飛行家と恋仲であったという事情を知り、その時件を一切調べ上げてネタにすることになった。エレンはそんな暗い商売は止めたいと言ったがエメリイに説服されて霊媒を勤め、ジョイスの死んだ恋人からの便りと稱して出鱈目を並べた。それに魅せられたジョイスは数日後エメリイの許を訪れても一度降霊術をやって貰いに来た。この降霊術を怪しいと睨んだビリーはジョイスの後をつけてやって来て、エメリイを罵倒し格闘してジョイスを連去った。エレンはエメリイに此の商売を止めようと再び忠告したが彼は承知しなかった。数週間後ジョイスが再びエメリイの許を訪れた時、エレンはエメリイに此の商売を思い切らせる最後の手段として友人の俳優バート・ネルソンに死んだ飛行家の幽霊に扮して貰う。幽霊はジョイスの前に立現れエメリイに惑わされるなと言ったので彼女は逃帰った。エメリイは商売の難かしいのを悟って止める決心をした。その後仲直りしたエレンはしかしこのトリックをエメリイには一生明かさなかった。

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作品データ

原題
Darkened Rooms
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社輸入
初公開日
1929年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社