スピード狂時代 命を賭けて:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
スピード狂時代 命を賭けて
スピード狂時代 命を賭けて
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スピード狂時代 命を賭けて

1959年12月20日公開、81分
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「疑惑の夜」の甲斐久尊の脚本を、「月光仮面 悪魔の最後」の島津昇一が監督したもので、カミナリ族を描いたもの。「特ダネ三十時間 拾った牝豹 午前零時の顔」の星島一郎が撮影した。

ストーリー

快活な高校生・野呂幸二はオートバイにとりつかれている。自分の車はないので、修理屋のボロで憂さを晴らしていた。しかし派手なカミナリ族に追いつかれて意気悄沈した。どうしても新車がほしかった。父は週刊誌“現代の顔”の編集長、ワンマン親爺である。クイン化粧品の宣伝部長の母は、ワンマンな良人と別れて別居中である。幸二は父に体当りしてみたが、カミナリ族の特集号を企画中の父は、頭から幸二をどなりつけた。母を訪ねてみた。安全運転の制限つきで母は許してくれた。念願の最新式オートバイに乗ってドライブを愉しむ彼は、ある日、岡崎というカミナリ族のキャップに競争を挑まれた。幸二は勝った。カミナリ族の溜り場クラブ“ダン”に姿を見せた彼は、一目でこの熱狂的フンイキに酔ってしまった。幸二をチンピラと侮って、加納という男が曲乗り競争を挑んで来た。勝った幸二は、岡崎たちにすすめられて浅間の全国アマチュア大レースに出場することを決意した。修理屋の池田は幸二に、レースに出るならベテランの早川さんについてみっちり練習するよう勧めた。しかし得意の絶頂にある幸二には聞こえなかった。浅間山の姿を背に、オートレースは幕を切った。トップに岡崎、続いて早川、そして幸二が続いた。ベテラン早川のスピードは岡崎を抜いた。その時岡崎を抜こうとあせった幸二のオートバイが岡崎にからみつき、二人は転倒した。友達に再起不能の傷を負わせた幸二の心は暗かった。ルールを知らず、練習も積まず、ただスピードだけで勝負したことの無謀さを、池田はやさしく幸二に諭した。かきむしられるような悔恨に、幸二はどしゃ降りの雨の中を駈けて行った。

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作品データ

製作年
1959年
製作国
日本
初公開日
1959年12月20日
上映時間
81分
製作会社
東映東京


[c]キネマ旬報社