男の花道(1956):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
男の花道(1956)
男の花道(1956)
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男の花道(1956)

1956年12月5日公開、96分、時代劇
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かつて長谷川一夫と古川ロッパの顔合せで映画化され、好評を博した小国英雄原作の再映画化。稀代の名優と名医の、心暖る友情物語。今回は扇雀と伴淳の初コンビで描く。脚本は「空飛ぶ円盤 恐怖の襲撃」の関沢新一、監督は「旅鴉でござんす」の冬島泰三、撮影も同じく古泉勝男。主な出演者は、中村扇雀、伴淳三郎をめぐって、「アチャコ行状記 嫁取り試験」の扇千景、「いで湯の姉妹」の沖諒太郎、その他筑紫まり、田中春男、杉山昌三九、本郷秀雄など。

ストーリー

文化年間--成駒屋中村歌右衛門は、道頓堀中之芝居で絶讃の中にお名残狂言の興行をしていたが、眼病が悪くなるのに人知れず心を痛めていた。名医土生玄磧はこれを知ったが、皆に相手にされず江戸への旅に出た。その頃盛り場では、目明し凡六に追われ乍ら、江戸の巾着切しぐれの千太が財布を狙って歩いていたが、彼はまた銘酒屋の看板娘お市にも追い慕われていた。芝居の千秋楽の日、千太は喧嘩を始め、通り合わせた歌右衛門に救われた。翌日、旅立った歌右衛門一座と前後して玄磧、千太、凡六、お市の姿が街道に見られた。三島の宿へ来た時歌右衛門は失眼したが、玄磧はお市を助手に手術のメスをふるった。歌右衛門の眼は開いた。玄磧は瓢然と立去った。それから一年--江戸市村座での歌右衛門一座は連日大入りの盛況。旗本の地位を利用して横暴を極めていた横手組から御座敷がかかったが、芸は舞台でと断ったため怒りを買ってしまった。一方、玄磧は千太を探すお市と共に貧乏長屋で貧乏人の治療に専心。歌右衛門が脅かされている時現れた千太が喧嘩を引受けたが、翌日、追いつめられた所がこの長屋。千太とお市は将来を誓った。が、二百両払わなければ立退けと高利貸が迫り、玄磧は気の進まぬ仕官をする決心をして、横手組首領帯刀を羽亭にたずねたが、座敷で歌右衛門を踊らすこと、さもなくば切腹することを強要された。千太が使いに走る。舞台で手紙を受取った歌右衛門は、観客に事を話し急ぎ料亭へ駈けつけた。あわや玄磧は切腹の支度をしていた。今宵花のお江戸に結ばれた二人の再会。恩人のために踊る歌右衛門、ジッと見守る玄磧。二人の目には涙が光っていた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年12月5日
上映時間
96分
製作会社
宝塚映画
ジャンル
時代劇


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