クレイマー、クレイマー|MOVIE WALKER PRESS
MENU

クレイマー、クレイマー

1980年4月5日公開,105分
  • 上映館を探す

動画配信

評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

マンハッタンに住む平凡なサラリーマンの家庭に起こった妻の家出にはじまるさまざまな出来事を中心に描く。製作はスタンリー・R・ジャッフェ、監督・脚本は「夕陽の群盗」のロバート・ベントン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はヘンリー・パーセル、編集はジェリー・グリーンバーグ、製作デザインはポール・シルバート、衣裳はルース・モーリーが各々担当。出演はダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ジェーン・アレクサンダー、ジョージ・コー、ジョベス・ウィリアムス、ハワード・ダフ、ピーター・ローンズなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)は結婚して8年。今日も夜通し帰らぬ夫を持ってついに夜明けを迎えていた。最初は幸せだった結婚生活も、今ではもう無意味なものに感じられていた。夫テッド(ダスティン・ホフマン)は仕事第一主義で帰宅はいつも午前様だ。3人の間には会話すらなくなっていた。7歳になる子供ビリー(ジャスティン・ヘンリー)のことを気にしながらも、ジョアンナは自分をとり戻すために家を出る決心をした。寝息をたてるビリーに“アイ・ラブ・ユー”とささやきかけ、スーツケースを片手にまさに家を出ようとした時、テッドが帰って来た。上機嫌で帰って来たテッドは、妻のこうした変化には気がつかず、妻の別れの言葉も耳に入らない。ジョアンナは、こうしてエレベーターの向こうに消えていった。冗談だと思っていたテッドだったが、翌日、オフィスから自宅にかけた電話に誰も出ないことから、事の重大さをはじめて感じた。テッドの生活はその日から一変した。これまでノータッチだった家庭の仕事をまずやらなくてはならなくなった。朝食のフレンチ・トーストをビリーと作り、ビリーを学校まで送っていき、それからタクシーに飛び乗り会社に向かう。上役の心配は的中し、テッドは家の中にまで仕事を持ち込むはめになり、しかもその場もビリーに邪魔された。父子2人の生活はうまくかみ合わず、まるで憎み合っている関係のように感じられることもあったが、そんなことを繰り返しながらも、少しずつ互いになくてはならない存在になっていった。隣室に住むマーガレット(ジェーン・アレクサンダー)は離婚して、1人で子供を育てている身の上だったが、テッド父子に暖かい気遣いを示し、テッドのよき相談相手になっていた。ところが、テッドに思いもかけない出来事が待っていた。公園のジャングルジムから落ちて、ビリーが10針も縫う大ケガをしたうえ、1年以上も音沙汰なかったジョアンナが突如現われて、ビリーを取り戻したいと言ってきたのだ。折りからテッドは失業。弁護士によると、この条件では、裁判は母親が有利だという。東奔西走してやっと職はみつかったものの、裁判は予想通りテッドには不利に運び、結局ビリーはジョアンナの手に渡ることになった。ビリーなしの生活は考えられなくなっていたテッドは狂乱状態に陥った。2人が最後の朝食であるフレンチ・トーストを手ぎわよく作りはじめたころは、ビリーの目は涙であふれていた。そんなビリーを見て、テッドも悲しみをこらえることはできなかった。ただ黙ってジョアンナがくるのを待つ2人。ジョアンナからの電話で階下に降りていったテッドは、しかしそこで、落胆したジョアンナの姿を目にした。彼女は、“ビリーのためには、この家にいるのが一番いい。私は連れていかないことに決めた”といってエレベーターに乗り込んでいくのであった。

作品データ

原題
Kramer vs. Kramer
製作年
1979年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
上映時間
105分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2011/4/30

    何てことはないホームドラマで終わりそうなのにそうではない、ものすごい映画です。
    裁判にテッドが負けて別れた妻に息子の親権が移ってしまうことしか知らなかったので、「最後の朝」の父子と現れた母親のそれぞれに涙が止まらなかったです。ラストの何分かが最高に素晴らしいです。
    ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ、子役のジャスティン・ヘンリー、誰が欠けてもこの映画は成立しなかったでしょう。
    子役が好演するとどんな名優もかすんでしまうことが多いのに、誰よりも強いインパクトを残すダスティン・ホフマンという演技者には脱帽です。

    そんなに古い映画ではないと思っていたのに結構痛んでいるのですね。状態がこれ以上悪くならないうちに何回でも映画館で見ておきたいと思いました。

    違反報告
  • rikoriko2255

    ミチさん

    3.0
    2009/7/19

    この作品はリアルタイムで観たはずが、全然覚えていない。覚えているのは、例のハダカのシーンだけで(笑)、今観てもあのハダカのシーンが本当に必要だったのかよく分からない。
    当時言われたのは、突然子育てに携わった男性の悲喜劇で、おそらく女性陣が、「そうよ、そうよ」と手を叩いて喜んだシーンが多かったと思う。
    子供がせっかく作ったものを食べてくれない、熱を出した、怪我をした、そういうときに男性(夫)は役に立ってくれない・・・。職場は理解してくれない!
    しかし30年が経って、何かそういうものが不思議でも何でもなくなって、男性だって子育てしてるよねえ、となったときに笑えなくなってしまったような・・・。
    大雑把に言うとそういうことかなあ。時代が映画を超えたのか!

    違反報告