陽気な街:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
陽気な街
陽気な街
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陽気な街

1948年10月16日公開、76分
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製作は「恋愛特急」「破戒(1948 木下恵介)」につぐ小倉浩一郎、「たそがれの密会」(津路嘉郎と協同)「のらくら海浜騒動」(中山隆三と協同)の長瀬喜伴の脚本で「彼と共に去りぬ」「武装警官隊」につぐ大曾根辰夫の監督である。カメラは「彼と共に去りぬ」「武装警官隊」の服部幹夫の担当。出演は「野球狂時代」「幽霊曉に死す」の花菱アチャコ、「弥次喜多凸凹道中」以来の並木路子「千姫御殿(1948)」「幽霊曉に死す」「鐘の鳴る丘 隆太の巻」の飯田蝶子、「弥次喜多凸凹道中」「シミキンの探偵王」の大坂志郎「五人の目撃者」「野球狂時代」の杉狂児と沢村貞子などである。

ストーリー

みち子はバスの車掌。父親の浅吉は建具屋。となりのおとよ小母さんはミシンの内職。その二階に大学生の真島が下宿している。真島とみち子は憎からぬ仲。この長屋の人たちはみんないい人間ばかりである。長屋の裏には子供の遊び場にもってこいの広っぱがあり、近頃は毎日野球で大さわぎ。ところがこの広っぱにマーケットの工事がはじまり子供たちは閉め出された。土地の所有者の杉原が、まちのボス、村正親分に貸したのだ。長屋連中は、杉原のとこへ空地開放の陳情に出かけたが一しゅうされた。みち子は真島が毎夜アコーディオンを抱えて出かけるのをいぶかり、こっそりあとをつけると、カフェー街を流してのアルバイトと判り、歌のうまいみち子は一緒につれてって……と、二人は仲のいい流しをはじめる。ある夜カフェーで杉原が女給にかこまれているのに出会い、みち子は空地開放をたのむと、酔った杉原は「ああいいよ」という。長屋へ帰ったみち子の報告でみんな大喜び、翌日早速御礼にいくと、杉原はそんな約束したおぼえはないという。みち子はガッカリする。しかしカフェーの女給たちが、そんなバカな、とみち子をおしたてて杉原邸へのりこみ、杉原のカフェーあるきの行状をバクロしてせまるので、杉原も奥さんの手前いたし方なし、空地の開放を承知してしまう。--きれいになった空地で、今夜はミズホ踊り、真島のアコーディオン、みち子の歌に長屋の人たちの顔は明るかった。

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作品データ

製作年
1948年
製作国
日本
配給
松竹・京都
初公開日
1948年10月16日
上映時間
76分
製作会社
松竹・京都


[c]キネマ旬報社