夢よもういちど:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夢よもういちど
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夢よもういちど

1949年1月4日公開、52分
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製作は「三百六十五夜(1948)」の児井英生の第二回作。舟橋聖一の原作を「すいれん夫人とバラ娘」(柳井隆雄と協同)「月光城の盗賊」の池田忠雄が脚色した。「駒鳥夫人」の野村浩将が監督する。撮影は「三百六十五夜(1948)」の三村明。音楽は「向う三軒両隣り」の服部正である。主役は「三百六十五夜(1948)」「虹を抱く処女」につぐ上原謙と「夜の女たち」に次いでカムバック第二回の高杉早苗でそのほか「群狼」の堀雄二、「三百六十五夜(1948)」の山根寿子が出演する。

ストーリー

大学教授西窪立之助は富豪の娘高富蕗子と結婚したが、野球部長をつとめる程のスポーツマンである彼も、家では気ままな妻のいいなりになって、入婿のような生活を送っていた。淫蕩な蕗子は歌舞伎役者の喜升に夢中になって夫婦生活も断る有様だった。そうした時今は亡き野球選手の姉である二葉有貴子が、西窪家の一隅ガレージの二階に移り住むことになった。夫を失った、清楚でつつましやかな有貴子に立之助がひかれてゆくのは無理からぬことである。蕗子の淫奔な生活はそれだけでなかった。喜升に飽いた彼女は中園という医師に走り、バクチ遊びに帰らぬ日が続いた。こうして立之助の愛情は、蕗子の母の中傷で仮住居をも追われた有貴子へ一層つのっていった。醜聞は遂に大学をも去らせたが、立之助は有貴子を思い続け求婚した。だが「蕗子さんがああなったのも私の責任ですわ」と頑なに拒む有貴子であった。恋に狂った喜升は遂に中園と蕗子を襲って、傷害未遂で捕らわれていった。蕗子は始めて人生への目が開かれた。老かいな中園にくらべて、恋一筋に生きようとする喜升の純情、蕗子は立之助と有貴子の手を結ばせ「私もう一度夢を持ちたいの。さようなら」と未決収容所のもとにさびしく、歩を運ぶのだった。

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作品データ

製作年
1949年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1949年1月4日
上映時間
52分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社