霧の夜の恐怖:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
霧の夜の恐怖
霧の夜の恐怖
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霧の夜の恐怖

1951年7月20日公開、81分
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北条秀司の原作「山霧の深い晩」より、「絢爛たる殺人」の高岩肇が脚本を書き、「泥にまみれて」の久松静児が監督に当り、同じく高橋通夫がカメラを担当している。出演者の主なるものは、「江の島悲歌」の宇佐美諄、「限りなき情熱」の沢村晶子、それに北河内妙子、船越英二、新宮信子などの新進に貝谷バレー団の貝谷八百子が特別出演する。

ストーリー

藤川悠紀子バレー団の「白鳥の湖」の公演を客席の一隅から見物していた相良耕二とくるみ夫婦は、若くして逝ったバレリーナ北園冴子とその愛人木下孝夫との悲恋を想い浮べるのだった。当時村井病院の外科医の耕二と看護婦だった杉山くるみとは相愛の仲だったが、ちょうど二人がバレーを観に行ったとき、北園冴子は交通禍にあい近くの村井病院へ運び込まれた。冴子はこのためバレリーナとして再起不能になり、絶望した彼女をいたわり慰める孝夫の愛情には、くるみや耕二も胸をうたれるものがあった。折も折、耕二との結婚に大きな障害の起ったことに悲観したくるみは死を決して失踪したが、耕二は彼女の行き先と思われる山のホテルへ追って行って、くるみの姿を発見した。しかし同時に若い男女の心中のあることを知らして来た。行って見るとそれは冴子と孝夫であった。冴子は息絶えていたが、危篤の孝夫の手当をするために、くるみのことを心配しながら、耕二は山を降りなければならなかった。深い霧の中に突然車の前を横切る白い人影があった。急停車した車の傍には、気を失ったくるみが横たわっていた。怪我はなかった。この時、松葉杖の音に見ると、断崖の上にとまっていた車の傍に白いドレスの冴子が立って、こちらをむいてほほえむと共に、車と共に霧の中へのまれて行ったのだった。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1951年7月20日
上映時間
81分
製作会社
大映東京


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